「輸入車=高い」はもう古い? なぜ国産バイクと比べて外国車の買取価格は“安く感じる”のか バイク販売店の“プロ”に聞いた結果…
中古バイク販売店の店員が明かす海外メーカーの買取価格が下がる背景
では、実際の取引現場において、海外メーカーのバイクはどのような評価が行われているのでしょうか。

ある中古バイク店の店員は、買取価格の内情について次のように語ります。
「ホンダやカワサキ、ヤマハ、スズキといった国内メーカーのオートバイは、基本的には購入時の半分ほどの金額で買い取るケースが多いです。
たとえばスズキの『SV650』は、2025年の市場相場では、中古販売価格は50万円前後で推移しています。
もしSV650のような、購入時に50万円であった中古車をそのまま売却する場合、30万円ほどで買い取りをさせていただきます」
なぜ30万円という査定額になるのか、同店員はその理由を次のように説明します。
「30万円で査定する理由は、買い取った車体から古くなった部品などを交換して整備し、その分の工賃などを差し引いているためです。
とくに国産車のように流通量が多く、パーツも豊富に存在するモデルは、購入価格と買取価格の差が小さくなる傾向にあります」
このように、国内メーカー車は流通量が多く、部品も多く存在するため、買取価格も大きく下がりづらいとのことです。

ところが、海外メーカーのバイクには特別な事情があると、同店員は話します。
「一方、BMWやドゥカティといった海外メーカーのオートバイは、事情が異なります。
たとえ車体価格が200万円を超えるような高級なスーパースポーツモデルであっても、国産車に比べて買取価格は低くなりがちです。
その理由は、海外メーカーのバイクは部品を海外から取り寄せる必要があり、部品代そのものが高額になるケースが多いからです。
たとえば、一部のドゥカティのスーパースポーツモデルは、メーターの取り寄せから交換作業を含めて30万円以上を要することがあります。
そのため、交換すべき箇所が増加するほど、再販売に向けた整備費用が国産車よりも大きくなり、買取価格が下がってしまうのです。
また、状態やモデルによっては、購入価格の3分の1程度の査定額となるケースも珍しくありません。
こういった事情があるため、海外メーカーのバイクを購入するときは、このような注意点があるということを理解したうえで購入を検討するように案内しています」
このように、中古バイク店の店員によると、整備コストが積み重なることで、買取価格は国産車に比べて大きく下がりやすいとのことです。
そのため、海外モデルを購入する際は、特有の維持コストとリセールバリューの関係を理解しておく必要があります。
※ ※ ※
海外メーカーのバイクは、部品の輸入コストや整備費用の高さから、国産車に比べて買取価格が伸びにくい傾向にあります。
購入を検討する際には、デザインや希少性だけでなく、維持費や将来的な売却価格も含めて総合的に判断することが重要といえるでしょう。
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