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空冷ポルシェがクラフトマンシップと最新エンジニアリングで生まれ変わる!? シンガーが手がけるレストモッド「ポルシェ911」の価値とは

「ベース車両は964」約2億円のプライスを掲げる究極の個体に迫る

 シンガー ポルシェ911のコンセプトやこだわりについて、コーンズモータースの担当者は、次のように話します。

東京オートサロン2026に初出展、コーンズ・モータースのブースに展示された「ポルシェ911 リイマジンドbyシンガー」
東京オートサロン2026に初出展、コーンズ・モータースのブースに展示された「ポルシェ911 リイマジンドbyシンガー」

「このモデルは、昔のクラシックカーを現代の最新技術で甦らせるというのがテーマです。

 また、走って楽しめるクルマをコンセプトにしており、サーキットを走らせたり、ツーリングスタイルとして利用したりするなど、公道とサーキットの両方に使い道があるクルマとなっています。

 そして、シンガー ポルシェ911は限定的なレストア車両となっており、一つ一つのパーツに多大なコストを掛けているのが特徴です。

 たとえば内装については、昔のポルシェのクラシカルさを残して演出しつつ、シートもレザーも全てオリジナルで制作しました。

 さらに、シンガー ポルシェ911は、ポルシェ『930』をオマージュした、当時の5連メーターを再現しています。

 トランスミッションについても当時のイメージを大切にしながら、中身は最新のものを使ってシンガーオリジナルで作り替えました。

 ボディに関しては、ドア以外はカーボンファイバーを採用しています。そのためボディや樹脂のようなパーツはカーボン製で、それぞれ緑色の塗装やラバー塗装を施し、質感にこだわった仕上がりです。

 そして、見た目は930をオマージュしていますが、ベースはポルシェ『964』なので、シンガー ポルシェ911を制作するには、964のドナーカーが必要となってきます。

 装備にも徹底的にこだわりました。たとえば、ミシュランタイヤ、ブレンボ製ブレーキを装備し、ホイールは当時のデザインをオマージュした専用設計のもので、ワイドなデザインに仕上げました。

 くわえて、エンジンはオリジナルエンジンです。空冷方式を採用していますが、水冷式のインタークーラーを導入し、当時の空冷ターボを今の技術で開発しています。

 価格については、さまざまな条件があるものの、だいたい2億円ほどの見込みとなります」

 このように、ブース担当者によると、この車両はポルシェの伝統的なシルエットを守りつつ、現代の技術が惜しみなく投入されているといいます。

 また、930を彷彿とさせるクラシカルなスタイリングを維持しながら、空冷エンジン特有のフィーリングを保持しつつ、内装には当時の雰囲気を再現した高級レザーや精密なパーツを贅沢に使用しており、質感にこだわり抜いて再現しているとのことです。

※ ※ ※

 シンガー ポルシェ911は、クラシックな装いと現代技術が極めて高いレベルで融合した特別な一台で、市販モデルとして入手可能であるものの、ベースとなる車両の確保が必要になるといいます。

 SNSでもこのモデルに対する声が多く、単なる懐古趣味ではなく、現代の技術で名車を再定義した高品質な一台として、今後さらに話題を集めることが予想されます。

Gallery 【画像】超かっこイイ! シンガーポルシェを写真で見る(17枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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