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マジで走行距離1418キロって!? 現存する中でも“極上”のフェラーリ「F40」を発見 登場から34年 令和のいまの「驚くべき落札価格」とは

限定1315台作られた中でもベストコンディションの1台

 2026年2月に米国フロリダ州マイアミで開催されたRMサザビーズ主催のオークションで、1992年式フェラーリ「F40」が出品され、落札されました。

 どんなクルマなのでしょうか。

 F40は、ラグジュアリー化や電子制御化が進みつつあった時代の頂点に登場し、「史上最速かつ最も妥協のないロードゴーイング・フェラーリ」を目指して開発された特別なモデルです。

 フェラーリ創立40周年を記念し、最終的に約1315台が生産されました。

 そして創業者であるエンツォ・フェラーリ自身が承認した最後のフェラーリとしても知られています。

 その思想は未来だけでなく過去にも向けられており、同時代のモデルよりもむしろフェラーリ「250GTO」に通じる純粋さを備えています。

 「288GTO」由来のスチールチューブシャシを強化し、カーボンファイバーやケブラー、アルミニウムで覆うことで、快適性よりも軽さと剛性を優先しました。レオナルド・フィオラヴァンティ率いるピニンファリーナのデザインは、巨大なリアウイングや深いエアインテークなど、機能を第一に据えた造形が特徴です。

オークションに出品、落札された1992年式フェラーリ「F40」Jorge Guasso(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品、落札された1992年式フェラーリ「F40」Jorge Guasso(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 搭載される2.9リッターV8ツインターボは478馬力を発生し、5速マニュアルを介して最高速度200mph(約322km/h)超を実現します。

 しかしF40の本質は数値以上にあります。ABSやトラクションコントロールなどの電子制御は装備されず、内装もカーペットや遮音材を省いた簡素なつくりです。すべてはドライバーとの直接的な対話のために設計されています。

 出品車のシャシナンバー93892は、マラネロで生産された最終期の1台で、走行距離はわずか約1418kmです。

 1992年に完成し、ローマの正規ディーラーから納車されました。ロッソ・コルサの外装にロッソのレーシングシートという王道の仕様を保ち、スウェーデンを経て2024年に米国へ渡っています。マッチングナンバーを維持し、2025年のカヴァリーノ・クラシックでプラチナ賞を受賞するなど、保存状態も極めて優れています。

 そんな1992年式フェラーリ「F40」、最終的に523万ドル(1USドル=156.3円換算で、日本円で約8億1756万円)で落札されました。

Gallery 【画像】超かっこいい! 世界的に価格高騰が続くフェラーリ「F40」を見る(30枚)
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