高速料金3割引の「ETC深夜割引」新ルールはいつ導入? 多くのドライバーにとって“実質的な値上げ”!? 0時待ちは解消される?
深夜割引見直しのスケジュールはいま、どうなっている?
そのため「対象となる距離の上限」として、「4時間以内は利用時間×上限距離(利用時間1時間あたり大型車以上の貨物自動車等は90km、それ以外の車両は105km)」「4時間〜4時間30分は4時間×上限距離」「4時間30分〜7時間は(利用時間−30分)×上限距離」を設定することも決まり、その料金計算のシステムも開発が進められました。
そして距離と時間の双方がからむ複雑なシステムとなったことで、従来のように「料金所で通行料金をそのまま3割引にする」という運用はできず、割引については相当分をETCマイレージサービスもしくはETCコーポレートカードへの「還元」という形で処理することとなりました。
ただその導入はスケジュール通りには進みませんでした。
まず2024年12月、システム整備に時間がかかっているという理由から、実施を2025年7月ごろに延期することを発表。続いて2025年7月には、同年4月にNEXCO中日本でETCの大規模なシステム障害が発生した影響でシステム開発が一時停止したことを理由に、導入時期を明らかにしない形での再延期が発表されたのです。

ではその後、深夜割引見直しのスケジュールはどうなっているのでしょうか。
NEXCO各社は2026年3月、連名で「高速道路の深夜割引見直しに向けたシステム整備の状況について」という文書を発表しました。
それによると2026年2月には、2025年4月のETCシステム障害の発生を受け走行履歴情報に追加実装することになった「データ破損等検出機能」も含め、「高速道路利用の走行距離、走行経路をまとめた走行履歴情報の作成および還元額計算用機器へのデータ連携機能の構築」が完了。今後は深夜割引適用時間帯の走行距離に応じた還元額が正しく算出されるよう、一連のシステムの動作確認および検証作業について、信頼性を確保するため、慎重に作業を進めていく段階とのことです。
ただ深夜割引の見直しの実施開始時期については、今後の作業状況を踏まえ、あらためて発表するとしています。
この深夜割引は、年末年始やお盆、そして3連休などの繁忙期に「休日割引」の適用がなくなった現在、そうした時期に通行料金を節約する唯一の手段となっています。
見直しにより交通の安全が確保されるのは望ましいことですが、多くのドライバーにとっては“実質的な値上げ”となることは避けられないでしょう。
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