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茶色く濁ってるのは効く証拠… 貧血&冷え性をまとめて撃破! 鉄分ゴリゴリ濃厚な“鉄泉”が魅力の「温泉地」3選

続いて兵庫県と新潟県の歴史ある温泉地を紹介

●兵庫県「有馬温泉」

 次にに取り上げるのは、兵庫県に位置する有馬温泉の「金泉」です。

 日本最古の温泉のひとつとして知られる有馬温泉には、無色透明の銀泉と、赤茶色の金泉という2種類の源泉が存在しています。

兵庫県「有馬温泉」
兵庫県「有馬温泉」

 金泉の泉質は「含鉄-ナトリウム-塩化物強塩高温泉」という非常に濃厚な成分構成となっています。

 そして、金泉の大きな特徴は塩分濃度が非常に高く、海水の数倍ともいわれる塩分が肌に薄い膜を作ることで、湯冷めを防ぐ強力な保温効果を発揮する点にあります。

 適応症としては神経痛や筋肉痛、冷え性に加え、泉質別の適応症として切り傷や慢性皮膚病、慢性婦人病などが挙げられます。

 なお、有馬温泉には飲用が許可されている場所もあり、飲用の適応症として慢性消化器病や慢性便秘、そして貧血への効果が認められています。

 神戸市北区にある公共の外湯「金の湯」などでは濃厚な金泉を手軽に楽しむことができ、隣接する無料の足湯も全身の血行を良くするスポットとして利用されています。

●新潟県「関温泉」

 最後に紹介するのは、新潟県妙高市にある「関温泉」です。

 越後三大名湯のひとつに数えられる関温泉は、弘法大師によって発見されたという伝承を持ち、戦国時代には上杉謙信の隠し湯としても利用された歴史ある温泉地です。

新潟県「関温泉」
新潟県「関温泉」

 泉質名は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉」ですが、日本の温泉のなかでも非常に数の少ない含鉄泉に近いほどの鉄分を含んでいることが特徴です。

 また、関温泉のお湯の色は茶褐色で鉄の香りが強く漂うことから、五感を通じて成分の濃さを実感することが可能です。

 そして、関温泉の大きな特色は、すべての宿泊施設が「源泉100%かけ流し」をおこなっている点にあります。

 温泉が酸化しすぎる前の「還元系」の状態を維持することにこだわっており、清掃直後の透明な状態から、時間が経過して鮮やかな茶褐色に変化するまで、お湯の表情の変化を楽しめるのもこの地ならではの体験とされています。

 さらに、関温泉は塩分による保温・保湿効果と、重曹成分によるクレンジング効果を併せ持つことから、肌を整える温泉としても知られています。

※ ※ ※

 今回紹介した有馬温泉、関温泉、三瓶温泉はいずれも、鉄分を主成分とした濃厚な泉質を持ち、冷え性や貧血に悩む人々にとって適した特性を備えています。

 見た目の色の濃さは、そのまま温泉成分の濃厚さを示しており、視覚と感覚の両面で温泉の力を享受することが可能です。

 それぞれの地域に根付いた歴史や自然環境とともに、これらの鉄泉を巡ることで、日常の疲れを癒し、体の芯から健康を整える機会となるはずです。

 温泉地ごとの温度や成分の微細な違いを楽しみながら、自分に合った湯を見つけることも、鉄泉巡りのひとつの醍醐味といえます。

Gallery 【画像】一度入るとクセになる! 3選で紹介した温泉地を写真で見る(15枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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