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「えっ!?」30億円超え予想? 30年間眠り続けた「赤いフェラーリ」がオークションに登場 「F50」史上最高額になる可能性が“大アリ”の個体の特徴とは

走行距離はわずか106マイル(約171km)

 フェラーリの創立50周年を記念して誕生したスーパーカー「F50」が、2026年10月に米国ラスベガスで開催されるブロードアロー・オークション主催の「ラスベガスオークション2026」に登場します。

 注目は、そのコンディションです。1997年式でありながら、走行距離はわずか106マイル(約171km)。新車からほとんど走行していない、まさにタイムカプセルのような1台です。

オークションに出品予定の1997年式フェラーリ「F50」(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の1997年式フェラーリ「F50」(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 F50は1995年に登場し、1997年までに世界限定349台が生産されました。名車「F40」の後継に位置付けられ、当時のフェラーリが持つレーシングテクノロジーを惜しみなく投入したモデルです。

 搭載するエンジンは、排気量4.7リッターの自然吸気V型12気筒。1990年のF1マシンに搭載されたエンジンをルーツとし、最高出力513馬力を発生します。これを6速MTと組み合わせ、電子制御に頼りすぎない純粋なドライビング体験を追求しました。

 カーボンファイバー製のシャシを採用し、エンジンを構造体の一部として利用するなど、レーシングカーの思想を色濃く反映していることも特徴です。ルーフは取り外し可能で、クーペとオープンの両方のスタイルを楽しめます。

 今回出品される個体は、349台中334番目に製造された後期型。英国向けに出荷された車両で、ボディカラーはフェラーリを象徴するロッソ・コルサ、インテリアはブラックレザーにレッドのシートインサートを組み合わせています。

 さらに注目したいのが、付属品の充実ぶりです。取り外したハードトップを収納する専用ケースに加え、F50専用のスケドーニ製ラゲッジセット、工具類、そしてトッズ製の専用ドライビングシューズまで残されています。クルマ本体だけでなく、当時の納車時の姿を思わせる付属品がそろっているのです。

 これほどの低走行距離とオリジナルの付属品を兼ね備えたF50は、コレクターにとって極めて魅力的な存在でしょう。

オークションに出品予定の1997年式フェラーリ「F50」。走行距離は106マイル(約172km)を指している(c)2026 BROAD ARROW Auctions
オークションに出品予定の1997年式フェラーリ「F50」。走行距離は106マイル(約172km)を指している(c)2026 BROAD ARROW Auctions

 2026年8月には、イエローのF50が約1457万5000ドル(当時の為替レートによって約20億円超)で落札されるなど、近年はF50の市場価値も大きく上昇しています。

 今回の個体について、ブロードアロー・オークションが示す予想価格は2000万ドル超。1ドル=150円で換算すると、約30億円以上という驚くべき金額です。

 これが実現すれば、公のオークションにおけるF50の落札記録を大幅に更新する可能性があります。

 オークションは2026年10月31日にラスベガスで開催予定です。

Gallery 【画像】ほとんど新車! 29年前の極上「F50」を見る(24枚)

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