ずっと眺めていたい… 光の宝石箱から100万ドルの大パノラマまで! 世界をも魅了する美しき「日本三大夜景」とは
続いては兵庫県と長崎県に位置する夜景スポット
●兵庫県「摩耶山 掬星台」
次に紹介するのは、兵庫県神戸市に位置する「摩耶山 掬星台(まやさん きくせいだい)」です。

同山は、日本三大夜景を代表する「100万ドルの夜景」の聖地として古くから人気を誇る絶景地であり、その美しさは国内のみならず、日本の優れた文化や景観を称える「クールジャパンアワード」を受賞するなど世界的な評価も受けています。
標高約700mの展望広場から見下ろす夜景は、神戸市街のきらめきから大阪湾の湾曲、さらには遠く関西国際空港や和歌山方面まで一望できる大パノラマが特徴であり、まるで宝石箱をひっくり返したかのような、他を圧倒する光の密度とスケールを誇っています。
近年では、展望広場へと続く遊歩道「摩耶 きらきら小径」に天の川をイメージした蓄光材のライトアップが施され、歩く足元が青く幻想的に光り輝くなど、空の星と街の灯りが一体となるロマンチックな空間演出に磨きがかかりました。
また、山頂のカフェ「摩耶ビューテラス702」で冬期に絶景を見ながら暖まれる「こたつ設置」などのユニークな取り組みが話題を呼んでいるほか、期間限定で深夜や日の出運行を行う「まやビューライン(ケーブル・ロープウェイ)」の特別夜間運行や、キッチンカーの出店イベントも開催されています。
まやビューライン(摩耶ケーブル+摩耶ロープウェー)の全区間の料金は、大人往復1560円、小人往復780円です。
●長崎県「稲佐山」
最後に紹介するのは、長崎県長崎市に位置する「稲佐山(いなさやま)」です。

伝統的な日本三大夜景のひとつとして不動の地位を築いているだけでなく、モナコや香港と並び「世界新三大夜景」にも選出されるなど、海外からもその圧倒的な美しさを認められた名峰です。
山頂の円形展望台から見下ろす夜景は、すり鉢状の独特な傾斜地にひしめく家々の灯りが、まるで夜空に向かってせり上がるような立体的な構造を持っており、長崎港の水面にきらめく光が反射してゆらめく、情緒豊かな港町ならではの美しさを誇っています。
近年では、山頂にそびえる電波塔のライトアップ設備が一新され、季節や曜日、市内のイベントに合わせて色彩がダイナミックに変化するプログラムが導入されるなど、夜景を見下ろすだけでなく、山頂そのものを光のエンターテインメント空間へと変貌させる演出が行われています。
加えて、ロープウェイ山頂駅へと続く通路に約7000個のLEDを用いた幻想的な「光のトンネル」プロムナードを整備。
さらに、中腹駐車場と山頂を繋ぐスタイリッシュな「長崎稲佐山スロープカー」の運行により移動そのものがアトラクション化されるなど、単なる景観観賞の枠を超えた、五感で夜を楽しむ先進的な夜間観光を堪能できます。
長崎ロープウェイ(淵神社駅〜稲佐岳駅)の料金は、大人往復1900円、小人往復950円。また、中腹から山頂を結ぶ長崎稲佐山スロープカーの料金は、大人往復1000円、小人往復500円です。
※ ※ ※
今回取り上げた函館山、摩耶山、稲佐山は、いずれも豊かな地形環境と独自の歴史を持つ夜景スポットです。
これらの地域では、季節や時間ごとに大きく変化する光の演出や街の表情が、夜景の価値をより一層高めています。
日常の生活環境から距離を置き、宝石を散りばめたような光の海が見える場所で特別な時間を過ごすことは、日々の忙しさを忘れて心を満たすきっかけになってくれるはずです。
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