VAGUE(ヴァーグ)

フェラーリ「テスタロッサ」にロータリーエンジン搭載! RE雨宮のチューニングカーは「512BB/LM」に似ている!?

「テスタロッサ」にロータリーエンジンを搭載!?

 それでは、フェラーリ・テスタロッサベースのカスタムカーの全貌について説明しよう。

 まずフレームは鋼管スペースフレームをそのままに、レーシングシルエットの専用カウルを設計して装着。ボディワークは完全にモータースポーツ熱狂の時代に盛り上がったグループCカーを意識した仕上げとなっている。

 そのため、テスタロッサをデザインしたピニンファリーナとの共通点を敢えて挙げるとすれば、ワイド&ローという点のみ。その他のアプローチはまったく異なるデザインになっている。

4ローターツインターボに装着しているタービンはTD06-25G×2で、最高出力は800psに達するという
4ローターツインターボに装着しているタービンはTD06-25G×2で、最高出力は800psに達するという

 ボディデザインの違いでいえば、とくにフロントのオーバーハングはショート化され、テスタロッサの面影はボディ寸法からも感じられない。さらに、テスタロッサのアイデンティティであるサイドのスリットデザインを廃止し、サイドインテークという形でデザインを一新した。

 すべてのフォルムをスーパーカーではなくレーシングカーに近づけて設計し直す。究極のロードゴーイングモデルとして最終形態としてRE雨宮が示してみせたのがこのクルマなのだ。

●エンジンは4ローターツインターボ!

 そして、RE雨宮が手掛けるマシンだけに、搭載するエンジンも普通ではない。純正のV型12気筒DOHCエンジンを外し、RE雨宮得意のロータリーエンジンである4ローターツインターボに換装。

 装着しているタービンはTD06-25G×2で、ミッドシップレイアウトに伴ってインタークーラーはエンジン上部に水平マウントしている。そのため、ルーフにはエア導入のためにインテークを備えているのが特徴だ。ちなみに最高出力は800psに達するという。

 パワートレイン系では、トランスミッションをスバル用の6速MTをセットして、デフとファイナルギアは純正をそのまま流用。ただし、強度不足を補うためにWPC処理を施している。

 サスペンションについては、マウント位置共にストック状態からの変更はなく、アラゴスタ製の車高調にスウィフト製のスプリングを組み合わせた公道セットを組んでいる。

 このRE雨宮が手掛けるテスタロッサベースのスーパースポーツカーは見た目だけのマシンではなく、ナンバーを取得し公道走行可能である点も特筆に値する。

 これはRE雨宮が手がけるチューンドスポーツカーのすべてにいえる事だ。それは、「チューニングメーカーが作るクルマは、サーキット専用のレースマシンではなく公道を走れるクルマにこだわる。その前提で、自分が本当に乗りたいと思えるクルマ、スーパーカーを作り続ける」というRE雨宮の哲学に基づくものだ。

* * *

 今回紹介したREエンジン搭載テスタロッサもそうであったが、そもそもチューニングカー/カスタムカーには夢があるものだ。それがなくては面白くない。「メーカーが出来ないことでも、我々なら出来る」という信念のもと、夢あふれるクルマ作りを雨さんは我々にずっと見せてくれている。来年はどのようなチューニングカーを披露してくれるのか、楽しみである。

 ちなみに、IMS Ferrari and RE雨宮のスタイルを見て、VAGUEでも紹介した197万3750ユーロ(邦貨換算約2億5900万円)で落札されたフェラーリ「512BB/LM」を連想した人は、相当のフェラリスタだ。

>> フェラーリ・テスタロッサ の中古車をさがす

Gallery 【画像】「テスタロッサ」の面影ないチューニングカーの全容とは?(8枚)

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

RECOMMEND