2億円オーバーの最後のV12スーパーカー現る!「T.50」に続くゴードン・マレー第2弾「T.33」は使いやすい2シーター
V12搭載の最後の伝説的なスーパーカーになるか?
2021年のオークションで23億円オーバーとなる最高額で落札されたマクラーレン「F1」の生みの親であるゴードン・マレーが、自身のブランドから2番目となるスーパーカーを発表した。
ゴードン・マレー・オートモーティブ(GMA)の「T.50」に続く2番目となるスーパーカーの名前は「T.33」。
今回の生産台数は100台。車両価格は137万ポンド(邦貨換算約2億1160万円)だ。T.33の気になる構成をまとめてみよう。
●12気筒エンジンを採用
まずエンジンだが、T.50の3.9リッターV型12気筒をもっとオンロードで扱いやすいように再設計された。エンジン単体重量は178kgで、最高出力は615ps/10500rpm、最大トルクは451Nm/9000rpmである。
2500rpmで最大トルクの75%を発生するので、確かに扱いやすいエンジンに仕上がっているのだろう。組み合わされるトランスミッションは、標準で6速MT、オプションでパドルシフトも選択可能だ。
シャシは独自の超軽量カーボンファイバーモノコックを採用し、芯材を備えたカーボンファイバーパネルを使ったiFrameをメインに構成されている。これにより高いねじれ剛性を確保しながらも、普通のスーパーカーよりも300kgも軽量な車体を実現。
前後サスペンションは新設計のダブルウィッシュボーン。フロントサスペンションにはアンチロールバーとアルミニウム製のアップライトが装備される。
リアにはアルミニウム製のアップライトとトーコントロール、そしてIASM(Inclined Axis Shear Mounting)システムが採用されている。
ホイールはフロントが19インチ、リアが20インチで、タイヤはミシュランのパイロット・スポーツ4 Sをセット(フロント235/35R19、リア295/30R20)。20インチのリアホイールで1本あたり7kgを切る軽量な鍛造アルミニウムホイールだ。
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