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もはやポルシェの新車が買える「ワーゲンバス」驚愕の値段がついたVW「タイプ2」とは

現代風にアレンジされたワーゲンバスの驚きの値段

 もともと商用車という発想から生まれたこのタイプ2だったが、車室空間の広さから、3列シートを装備したマイクロバスもすぐにつくられるようになった。

 ごく初期の乗用タイプのモデルは、ウインドウが23枚あることから「23ウインドウ」と呼ばれたが、1964年モデルからリアドアがワイド化されてリアのコーナー部にあったウインドウが廃止されたため「21ウインドウ」になる。今回、RMサザビーズオークションに出品されたのは、この21窓モデルだ。

一般的に“ワーゲンバス”と呼ばれる「タイプ2」は時代によって大きく3つに分類される(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
一般的に“ワーゲンバス”と呼ばれる「タイプ2」は時代によって大きく3つに分類される(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●もはや高級車となったワーゲンバス

 製造されたのは1964年5月で、ドイツで製造後はサンフランシスコに輸出されている。そのときのボディカラーはターコイズとブルー・ホワイトの2トーンで、インテリアカラーはコモグリーンだったそうだ。

 その後、2006年に中古車として販売されたときには、ボディカラーは現在のブルー&ホワイトに、インテリアカラーはパーチメントとなっていた。

 記録によると、このカスタマイズは25年ほど前におこなわれたようだ。またエンジンは、おそらく新車当時は1500ccの水平対向4気筒エンジンだったはずなのだが、現在は1700ccエンジンへと換装されている。

 オーディオはロックフォード・フォスゲートをメインとした現代的なシステムに変更されていて、シート下にはスピーカーを搭載。写真を見てもらうと分かるように、内外装とも極めていい状態を保っている。

 そんな1964年式のこの個体につけられたエスティメートは、10万−15万ドル(邦貨換算約1150−1730万円)というかなり強気と思えるもの。しかし、ハンマープライスはそれを大幅に上回る、18万4800ドル(邦貨換算約2130万円)となった。

 確かに状態はいいし、過度ではない現代的なカスタマイズもおこなわれているため、評価が高いのもよく分かる。しかし、タイプ2で2000万円オーバーというのは、正直いって驚きである。

 ひと昔前なら200万円弱、いまでも300万円程度で買えるのでは、などという認識でいたのは間違いだったのか。あるいは、今回のオークションが開催された米国では、ICE(内燃機関エンジン)搭載車の価値が想像以上の早さで高まっているのか。

 いずれにしても、もうワーゲンバスなどと気軽には呼べない、高級車となってしまっているようだ。

Gallery 【画像】どこをとってもカワイイ「ワーゲンバス」をたっぷり見る(42枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

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