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英国で落札された三菱「ランエボVI」のプロトタイプがホンモノか否かを独自に調査してわかったこととは

ホンモノのプロトタイプか、三菱自動車とオークショネアに尋ねてみた

 真偽のほどを探るべく三菱自動車の広報部に車体番号やエンジン番号を伝えて調べてもらったが“昔のことなので確認できなかった”との回答を得た。車体番号は「CP9A-0103705」なのだが、プリプロダクションモデルであれば下4桁にもっと“若い”番号が割り当てられるような気がしなくもない。

こちらが「三菱自動車がイギリス運輸省宛てに出したメールのプリントアウト」などの書類(C)CarAndClassic
こちらが「三菱自動車がイギリス運輸省宛てに出したメールのプリントアウト」などの書類(C)CarAndClassic

●見つけられた違いは“コーションプレート”の位置のみ

 一方、CarAndClassicに“なぜプリプロダクションモデル”だと言い切れるのか教えて欲しい旨連絡したところ、イギリスでの登録に必要な車両情報として“三菱自動車がイギリス運輸省宛てに出したメールのプリントアウトが存在する”との回答だった。

 CarAndClassicの車両情報には「レアなラリーアートとプロトタイプEVO VIのステッカー」とも記されているが、筆者の知識不足もあって、ちょっとよく分からなかった。写真は豊富に掲載されているので、じっくり様々な写真を眺めてみたが、どこをどうみても市販されているものと変わりないようで、プリプロダクションモデルであることを感じさせるものはなかった。しかし考えてみれば、本格量産前に生産ラインで試験生産されたものがプリプロダクションモデルなので、ぱっと見で“違い”があるはずもない。

 唯一、筆者が探し出した違いは、エンジンルーム内に貼り付けられる“コーションプレート”の場所が市販車と異なる点だった。コーションプレートとは車両の詳細な情報が記された金属板で製造元、車台番号、車体色番号などが刻印されているもの。ただし、たまたま移設したのか、プリプロダクションモデルだからなのかは定かではない。

 とにかくミステリアスな1台だが、プロトタイプだったら儲けもの。プロトタイプ話が嘘であっても、そんな逸話付きの車両として流通した事実が今後は“ヒストリー”となりそうだ。

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