VAGUE(ヴァーグ)

ルックス、装備、走りのすべてが独創的なシトロエン「C4」が「SUVを名乗らない」理由とは？

CAR / IMPRESSION
  • スリーサイズは全長4375mm、全幅1800mm、全高1530mm。ホイールベースは2665mm
  • ロードクリアランスは「C3エアクロスSUV」よりも大きい170mmを確保。Cセグメントハッチバックの王道モデルと比べて路面とフロアとの間に余裕がある
  • ルーフが車体の後半で急傾斜するクーペのようなたたずまい。競合各車と同じハッチバック車ではあるものの、見るからに他とは一線を画すフォルムだ
  • インパクトの強い新世代フェイスはシトロエンだからこそ許されるアクの強さ。わかりやすい独創性を生み出している
  • タイヤサイズはひとまわりコンパクトなC3エアクロスSUVよりも細い195／60R18。足元を軽快かつスタイリッシュに見せるデザイン上のアクセントとなっている
  • ホイールアーチとアンダープロテクターは精悍なマットブラックの樹脂製パーツで、クロームのアクセントをプラスした
  • ルーフラインやリア回りを中心とするサイドシルエットは、かつてのミドルクラスにおけるシトロエンの名車「GS」を想起させる仕上がりだ
  • リアランプの造形も、フロントと同様、個性的なV字型のラインを採用する
  • ダッシュボードは横方向の広がり感を強調した水平基調のデザインを採用
  • 独自のアドバンストコンフォートシートは、表面にはパッド構造を採用した15mm厚の特別なフォームを採用。体をやわらかく包み込む
  • クーペフォルムを採用しながら、2665mmのロングホイールベースもあってリアシートはクラス最大級の膝回りスペースを確保。大人でもゆったりくつろげる
  • 5.5インチの液晶メーターパネルは、必要な情報を瞬時に読み取れるシンプルでわかりやすいグラフィック。ポップアップ式のカラーヘッドアップディスプレイも備える
  • コックピットの中央には、10インチのタッチ式インフォテイメントシステムを搭載
  • トランスミッションのセレクターにはトグルスイッチを採用。「P」と「M」（マニュアルモード）への操作は、それぞれの文字が書かれたボタンを押す仕組み
  • 助手席正面のダッシュボードに、タブレット端末を固定できる格納式のスタンド“シトロエンスマートパッドサポート”を用意する
  • シャイングレードのシート生地は、ブラックを基調としたレザー＆テップレザーのコンビネーションとなる
  • フロントシートに装備される“アクティブランバーサポート”には、簡易的なマッサージ機能が盛り込まれる
  • 通常の状態で380リッターの容量を確保したラゲッジスペース。開口部が広いこともあり、荷物の積み降ろしもスムーズにおこなえる
  • リアシートの背もたれを倒せば、最大1250リッターという広大な荷室が出現。高さを2段階に変えられるフロアボードも相まって、用途に合わせたアレンジが可能だ
  • 今回の試乗車に搭載されていたのは、最高出力130ps、最大トルク300Nmを発生する1.5リッターのディーゼルターボエンジン
  • シフトセレクター脇の走行モード切替スイッチで「スポーツ」モードを選ぶと、より小気味いい加速を見せてくれる
  • エンジンは低回転域から厚いトルクを発生。市街地走行ではストレスなく、ドライバーの意図どおりに加速し、高速巡航時は爽快の極みといった走り味を示す
  • バンプラバーの役割を果たすセカンダリーピストンをダンパー本体に組み込んだPHCの効果により、高速走行時はフラットで快適な乗り心地を味わえる
  • フランスの高速道路は制限速度が130km／hという区間が多いが、そうしたシーンで安心かつ快適にクルージングできるよう仕立てたと思われる乗り味だ
  • 「人の移動を快適にするため」というクルマの大前提をおろそかにすることなく、独創的なアイデアや技術が盛り込むことで独創性を身につけたシトロエンの新型「C4」
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