VAGUE(ヴァーグ)

クラシックと革新を融合させる「クロノスイス」の新作は息を呑む美をまとう3つの“フライング トゥールビヨン”

ユニークなカラーを纏った3つのフライングトゥールビヨン

 スイス・ルツェルンに本拠を構えるクロノスイスは、現代的な機械式時計の独立系クリエイターたちによって1983年に設立されたブランド。

 手作りのギョーシェ、スケルトナイズ、エナメル加工といった伝統的な職人技と、最新のテクノロジーを融合。モダンアートのような傑作タイムピースを生み出してきた。

 レギュレーター式ダイヤルにトゥールビヨン脱進機を搭載した「レギュレーター・トゥールビヨン」を2000年に発表し、複雑時計の世界に先進性をもたらしたクロノスイス。2022年に創出したのは、ユニークなカラーをまとった3つのトゥールビヨン「オープンギア フライング トゥールビヨン」だ。

 クロノスイスのDNAともいえる、レギューレーター式ダイヤルを搭載したトゥールビヨンである本作。「フライング トゥールビヨン」とは、トゥールビヨンの心臓部であるキャリッジ(調速脱進機)の固定ブリッジをフェイスから見えなくすることで、よりデザイン性の自由度があがる機構のこと。

 国内代理店の栄光時計で広報を担当する鈴木絵里香氏は「ユニークな3Dレギュレーターとダイヤルに施された魅惑的なギヨーシェ模様は、いずれも職人のハンドメイドによるもの。クロノスイスの伝統的な技術、クラシックな時計作りと、革新的なデザインが融合した現代の機械式時計を象徴するモデルです」と、本作の魅力を説明する。

18世紀末に発明されたトゥールビヨンをクロノスイスが現代的に仕立てた「オープンギア フライング トゥールビヨン」(各539万円、消費税込)
18世紀末に発明されたトゥールビヨンをクロノスイスが現代的に仕立てた「オープンギア フライング トゥールビヨン」(各539万円、消費税込)

 6時位置に配されたハーフスケルトンのフライングトゥールビヨン脱進機の機能美と融け合うかのような大胆で美しいカラーバリエーションは、「パライバ」、「サンセット」、「メテオリット」の3機種で展開される。

 「パライバ」は、希少な宝石として知られるパライバトルマリンを思わせる色彩で彩られたクロノスイスらしいデザイン。光線や見る角度によってダイヤルの色がターコイズからペトロールブルーへ、そしてジャングルグリーンからディープパープルへと変わりゆく様は圧巻の美しさだ。

「メテオリット」はグレーが主役の落ち着いた雰囲気
「メテオリット」はグレーが主役の落ち着いた雰囲気

 コントラストの効いた「サンセット」は、ダイヤルとアリゲーター製ストラップのオレンジカラーが印象的。ダークブルーCVDコーティングが施されたムーブメントやダイヤル下層部分のコート・ド・ジュネーブ仕上げの青との色彩の対比は、まるで海に沈みゆく太陽の風景を、持つ人の腕で再現するかのよう。

 グレイッシュでアーバンな表情を持つ「メテオリット」。ハンドメイドのギョーシェ模様が彫られたダイヤルを持つフェイスは、テクニカルでクリーンな雰囲気。それでいて温かみすら与えるのはモダンとクラシックさを両立させたデザインアプローチのなせる技か。伝統と先進性を感じさせてくれる一本だ。

 息を呑むほどの大胆さと美しさを兼ね備えた3つの「オープンギア フライング トゥールビヨン」は、現代の機械式時計に期待されるすべてを備える、クロノスイスらしさのDNAを象徴するタイムピースといえるだろう。

●製品仕様
「CH-3123-PABL(パライバ)」
「CH-3123-ORBL(サンセット)」
「CH-3123-BLBK(メテオリット)」
・価格(消費税込):各539万円
・サイズ:ケース径44mm、ケース厚13.1mm
・ムーブメント:手巻きムーブメントキャリバーC. 303、28’800振動/時、23石、インカブロック耐震装置、フライング トゥールビヨン脱進機
・パワーリザーブ:60時間
・ストラップ:アリゲーターレザー(ハンドステッチ)
・機能:時、分
・ケース:17個のパーツで構成、SS製ケース(ヘアライン&ポリッシュ仕上げ)
・風防:無反射サファイアクリスタル
・裏蓋:ネジ込式ケースバック/サファイアクリスタル
・防水:10気圧防水、オニオンスタイルリューズ、ストラップは特許取得のビス留め固定
・ダイヤル:42個のパーツで構成された2層構造ダイヤル(ベース部分/手作業によるギョーシェ仕上げ、上部/スケルトン化されたギアトレイン)、円柱状のスーパールミノバインデックス
・針:トライアングルハンド(スーパールミノバ付)
・限定本数:各色世界限定15本

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杉山元洋
杉山元洋
編集者
VIPインタビューからモノ語りまで、撮って書く編集者。ホットハッチに自転車を積み、6つの車輪で旅をする6WheelsLifeをゆるめに解釈した「ゆる六輪の旅(ゆる6)」を提唱&実践。フィールドレコーディングやアウトドア、MYOG系バッグづくり、大衆酒場を愛好。メディア制作集団「Std. COALSACK」所属。東東京生まれ。

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