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自転車が走るべきなのは車道?歩道!? 事故を避けるためにクルマのドライバーが気をつけるべきポイントとは

自転車との事故を防ぐためにドライバーが注意すべき点とは

 その一方で、自転車が守るべき交通規則についても、クリアとはいいがたい状況です。

 自転車は左側通行ですが、それもきちんと守られているとはいえません。

車道にある自転車専用帯だが、このように駐停車されていることもある
車道にある自転車専用帯だが、このように駐停車されていることもある

 自転車は基本的に車道の信号に従うとされていますが、車道用とは別に「自転車歩行者用信号」も多く設置され、個々の交差点でどの信号を守るか、自転車利用者が判断するのは困難なのです。

 自転車について、クルマのドライバーからは、「歩道を走ったり車道を走ったり、ちょろちょろして邪魔」「逆走が危険」「信号を守らない」といった意見が多く聞かれます。しかしその原因の根底には、交通政策のブレやインフラの整備遅れ、またルールの周知不足が影響していると考えられるのです。

 ではクルマのドライバーは、こうした自転車との事故を避けるために、どのように走ればいいでしょうか。

 それは「自転車の利用者が見ているもの」を推察し、動きを判断することです。

 たとえば自転車の進行方向に路上駐車の車両があった場合、駐車車両だけを見て、後方に注意を払わずその右を通過する自転車利用者は少なくありません。

 また住宅地などの一方通行が交差する十字路では、非優先道路でも“逆走側”には「止まれ」の標識も停止線がなく、自転車利用者は「止まらなくてもいい」と考えて交差点に進入します。

 そうした自転車との出会い頭の事故を防ぐには、できるだけ徐行して自己防衛するしかないのです。

 スマホホルダーが付いている自転車では、利用者がスマホを見ているかもしれません。クルマで自転車を抜いたあと、すぐ左折するため減速すると、前方不注意の自転車に追突される可能性もあるのです。

※ ※ ※

 たしかに「ルールを守らない自転車に、どうしてクルマのドライバーが配慮しなければならないんだ」という意見はもっともです。

 しかし万一事故になった場合、自転車側に信号無視などの重大な違反がない限り、クルマ側の過失がゼロとなることはありません。

 そして自転車が転倒するなどすると、ほぼ間違いなく人身事故となり、ドライバーは行政処分、刑事処分で大きなペナルティを被る可能性があります。

 そうなると「どっちが悪いか」という論争は意味がなくなります。つまり自転車に注意を払うことが、最終的には「自己防衛」につながるのです。それをぜひ頭に入れ、ゆとりある運転を心がけましょう。

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植村祐介
植村祐介
ライター&プランナー
1966年、福岡県生まれ。自動車専門誌編集部勤務を経て独立。クルマ、PC、マリン&ウインタースポーツ、国内外の旅行など多彩な趣味を通し積み重ねた経験と人脈、知的探究心がセールスポイント。カーライフ系、ニュース&エンタメ系、インタビュー記事執筆のほか、主にIT&通信分野でのB2Bウェブサイトの企画立案、制作、原稿執筆なども手がける。

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