いまさら聞けないニューバランスのスニーカー「名前の秘密」モデル名の数字やアルファベットは何を意味する
モデル名の「アルファベット」は何を意味しているか?
ニューバランスのモデル名がややこしく感じるもうひとつの理由が、モデル名の頭につく「アルファベット」ではないでしょうか。
たとえば、名作シューズとして知られる「996」の中にも、「M996」と「CM996」があるため、どうしても混乱してしまいます。ここからは、そんなアルファベット記述の仕組みをひも解きます。

モデル名についている「M」と「W」の頭文字は、それぞれ「MENS」と「WOMENS」をあらわす識別コードです。そして、これらの多くは米国または英国の自社工場で熟練職人たちが手作業によって生産するハンドメイド品。だからこそクオリティもプライスも高めです。このほか「UNISEX」を意味する「U」から始まるモデルもあります。
また、ニューバランスのスニーカーはすべてが高価格なわけではありません。なかでもモデル名の頭に「CM」がつくシリーズは、よりコストパフォーマンスを意識したアジアメイドの大量生産モデルで、価格もお手頃。とはいえ、搭載されるテクノロジーに遜色はないため、初めてニューバランスを買うという人は、こちらのシリーズから試してみるのもおすすめです。
さらに、性別を意味する「M」や「W」の後にアルファベットがつくモデルもあります。これらはシューズの用途を表すもの。「R」はランニング、「L」はライフスタイル、「W」はウォーキングなどとなっていて、たとえば「ML」は“男性用ライフスタイルモデル”となります。ちなみに、数字の後ろにつくアルファベットは、主に使われている素材やカラーを表しています。
●ブランドを代表する定番モデルをチェック
ニューバランスのモデル名について、その意味する内容がおわかりいただけたのではないでしょうか。このほかにも、カテゴリーやコンセプトなどにより、さまざまなモデル名が存在しますが、いわゆるライフスタイルカテゴリーにおいては先述した内容を基礎知識として覚えておけばOKです。
それでは最後に、ニューバランスの看板となる現行3モデルをご紹介しましょう。モデル名の意味を考えながらスニーカーをチェックすれば、よりニューバランスシューズへの理解が深まるはずです。
■ML574 EVM
現在では英国メイドの「M」シリーズが主流となる兄弟モデル「576」を、よりリーズナブルに仕立てたエントリーモデル。とはいえ、スエード×メッシュのベーシックなアッパーにオフロード用のトラクションを搭載しており、抜群の履き心地を実現しています。エコな素材と作業工程にこだわったサステナブルな仕様もポイントです。価格(消費税込)は1万1990円。サイズは22.0〜30.0cmを設定。
■CM996 GR2
1988年に発売された900番台シリーズの第3作として登場した「996」の現行版アジアンメイドモデル。レトロな出で立ちにクラシックなサイドロゴが映えるオーセンティックなデザインにより、現在も高い人気を誇ります。細めのシェイプなので大人もスタイリッシュに履きこなせるスニーカーです。価格(消費税込)は1万5180円。サイズは22.0〜30.0cmを設定。
■M1500 PNV
名作ぞろいの1000番台の中でも特に人気が高い、1989年発売「M1500」の英国製モデル。上質なピッグスキンスエード×メッシュ素材を駆使したコンビアッパーが特徴です。初採用となった小ぶりのロゴが際立つレトロハイテクなたたずまいも印象的。履き心地もデザインもまさに大人に似合う1足です。価格(消費税込)は2万8600円。サイズは22.0〜30.0cmを設定。
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