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“小さ軽い”だけじゃない! アブ・ガルシアの新ハイエンド「ZENON」が秘めるスウェディッシュ・リールの哲学

95mmのワイドハンドルと極めてコンパクトなボディでパワーゲームに軽快感をもたらす「ZENON BEAST9」
95mmのワイドハンドルと極めてコンパクトなボディでパワーゲームに軽快感をもたらす「ZENON BEAST9」

フィールドに合わせて選べる全3モデル

●コンパクトボディに強さを秘める「BEAST9」

 32mm径のスプールを搭載した「BEAST9」。16lbラインを100mストックできるなどパワーゲームに対応しますが、コンパクトなボディは「MG7」と同じサイズ。パーミングの収まりが秀逸なので、95mmのワイドハンドルがまるでロッドから生えてきているかのようなダイレクトな巻き感を味わえます。

 シーバスゲームに持ち出したところ、16gのペンシルベイトが弾丸のように飛んでいきます。全機種共通のマグネットブレーキは立ち上がりの効きが素直で、後半は遠心ブレーキのような伸びも感じられました。

 9.5:1のハイギアードは、ハンドル1回転で最大95cmも巻き取れるので、ロッドを動かさずにリーリングだけでペンシルベイトを絶え間なくドッグウォークすることができ快適そのもの。

 メインギアは超高強度、超高耐久の特殊ブラス(真鍮)材を採用し、ハイギアでもかみ合わせ精度が高いのが特徴。よりトルクがほしい場面ではローギアードの「BEAST6」が活躍しそうですが、この「BEAST9」の方がカバー範囲は広そうです。

淡水・海水どちらも攻略できるフィネス機の「LTX-L」
淡水・海水どちらも攻略できるフィネス機の「LTX-L」

●淡水・海水どちらも攻略できるフィネス機「LTX-L」

 最後に試投したのが、フィネスモデルの「LTX-L」。ソルトウォーター・ベイトフィネスの世界を丁寧に広げてきたAbu Garciaだけに、もちろん海水での使用も可能となっています。

 スプールは「MG7」と同サイズですが、シャロー化と同時にセラミックボールベアリングを組み合わせることで、より軽量なリグに対応。試投では5g程度のマイクロジグを使いましたが快適。1.5gのアジング用ジグヘッド単体でも十分な飛距離でした。

 フィネス機としてはやや大口径のスプールを採用しているので、太めのラインを使ったパワーフィネス寄りの釣りに強そうな印象です。

 3機種を使い終えて感じたのは、一本筋の通った使い心地。メカとしての精度だけでなく、パーミング性やギアの巻き心地など、「リールは人間が使うための道具」という、ヒューマンファーストな哲学を感じさせてくれました。

 2023年には、中堅モデルである「REVO」の新作もリリース予定とのことで、ますます充実するAbu Garciaのベイトリールから目が離せません。

●製品仕様
■ZENON MG7
・価格(消費税込):4万9500円
・自重:135g
・ギア比:7.5:1
・スプールサイズ:径30mm/幅22mm
・ハンドル長:85mm
・最大ドラグ力:4kg
・ラインキャパシティ:12lb/100m、PE1.5号/150m
・ボール/ローラーベアリング:9/1

■ZENON BEAST9
・価格(消費税込):4万7850円
・自重:195g
・ギア比:9.5:1
・スプールサイズ:径32mm/幅22mm
・ハンドル長:95mm
・最大ドラグ力:5kg
・ラインキャパシティ:16lb/100m、PE3号/100m
・ボール/ローラーベアリング:9/1

■ZENON LTX
・価格(消費税込):4万7850円
・自重:150g
・ギア比:8.3:1
・スプールサイズ:径30mm/幅22mm
・ハンドル長:85mm
・最大ドラグ力:5kg
・ラインキャパシティ:8lb/50m、PE1号/100m
・ボール/ローラーベアリング:9/1

ゼノン公式サイト

Gallery 【画像】Abu Garciaの新ハイエンド「ZENON」を見る(28枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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