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年末年始の渋滞はコロナ禍前の長さに!? 最長は55km予想! 各高速道路の渋滞ピークはいつ?

1月2〜3日は各所で激しいUターン渋滞が予想される

 では年始の状況はどうでしょうか。

NEXCO東日本の「渋滞予報ガイド」2022−2023年年末年始版。2022年12月28日から翌1月4日までの渋滞予報が記載されている
NEXCO東日本の「渋滞予報ガイド」2022−2023年年末年始版。2022年12月28日から翌1月4日までの渋滞予報が記載されている

 1月1日には東名高速の下りで最大20kmの渋滞が見込まれています。これは年始の休みの行楽での人出によるものと考えられます。
 そして1月2日、3日は、Uターンラッシュが集中し、各所で激しい渋滞になりそうです。

 1月2日、首都圏では東名高速上りで綾瀬スマートICをボトルネックに午前9時から渋滞がはじまり、そのまま日が変わる翌午前1時まで続くと予想されています。渋滞の長さは最大35kmです。都夫良野トンネルでも午前10時から深夜まで、最大25kmの渋滞が予想されています。この日の東名高速は、走行時間を未明から早朝とする以外、渋滞を避けることは困難な模様です。

 中央道上りは高井戸出口、小仏トンネルをボトルネックにそれぞれ長時間渋滞し、延長は最大20〜25kmほどになりそうです。

 東北道上りはお昼過ぎから夜まで、加須ICをボトルネックに最大35km、関越道上りはお昼前から深夜まで、高坂SAをボトルネックに最大35kmの予想です。

 近畿圏では、名神高速の上りが大津IC付近をボトルネックに最大25km、下りが旧山科BSをボトルネックに最大20kmなどが予想されています。なお近畿圏については、この数年で新名神高速の整備が進み、ルート選択の候補が増えたことで、激しい渋滞は以前ほど起こりにくくなっています。

 1月3日、東名高速は前日から続く綾瀬スマートICをボトルネックとする渋滞が未明にいったん解消するものの、午前9時にはまた発生して深夜まで、最大55kmの渋滞が続きます。都夫良野トンネルでの渋滞も同様で、こちらは最大20kmと予想されています。

 東北道、関越道は加須IC、高坂SAをそれぞれボトルネックに最大30km、時間はお昼から夜にかけてです。

 なお最後に、年末年始のETC割引についてご案内します。12月31日、1月1日は土日ですが、ETCの「休日割引」は適用外となります。そのため年末年始の移動の高速道路料金を抑えたい場合は「深夜割引」が適用される「午前0時〜午前4時」の走行が不可欠です。

 年末年始のドライブでは、長短はともかく、渋滞に遭わず移動することは困難です。スケジュールは余裕を持って組み立て、安全運転を心がけてハンドルを握りましょう。

 ※ ※ ※

 渋滞は、移動時間がかかるだけでなく、ドライバーの疲労や燃費悪化によるガソリンの消費につながり、できれば避けたいものです。ではその対策にはどのようなものがあるでしょうか。

 まずやはり王道は「渋滞する時間帯を避けて移動すること」です。

 また「渋滞していても、一般道より高速道路のほうが早い」というのは基本的には正解ですが、区間によっては一般道を迂回するルートのほうが早くなることもあります。

 激しい渋滞に遭遇しそうなときは、スマホの地図アプリで渋滞した高速道路の通過所要時間と他のルートへ迂回したときの通過所要時間を比べてみるといいでしょう。

 予測が出てない区間や日時でも、激しい渋滞に遭遇する可能性はあります。

 そうした万一を考え、高速道路に入る前にはガソリンを満タンにしておくこと、また飲み物や携帯用トイレなど「備え」を万全にし、お出かけしましょう。

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