VAGUE(ヴァーグ)

“史上最強のゴルフ”登場! VW新型「ゴルフR」はGTIとどう違う? 「R」の文字に託された意味とは

走りの一体感がこれまでのRよりも一段高い位置にある

 新たに採用されたトルクベクタリングとビークルダイナミクスマネージャーの恩恵は小さくありません。

 コーナーではより小さな舵角でターンインできて、それを維持したままアクセルを踏み込めばグイグイと切ったとおりに狙ったラインをトレースしながら気持ちよく立ち上がっていくことができます。

 走りの一体感がこれまでのRよりも一段上のところにあります。また、試乗車に装着されていたレザーではない専用のトップスポーツシートの着座感も申し分ありません。

VW新型「ゴルフRヴァリアント」
VW新型「ゴルフRヴァリアント」

 ハッチバックのゴルフRとヴァリアントではトルクベクタリングの印象が微妙に違って、ヴァリアントのほうがよりその効きを強めているように感じられました。

 おそらくヴァリアントのほうがホイールベースが長いことに合わせてそのようにチューニングされたものと思われます。あるいは、60kgの車両重量差はリアがそのまま重くなっているわけではなく、前後重量配分もヴァリアントのほうがバランスがよいので、よりそのように感じられたのかもしれません。

※ ※ ※

 思えばゴルフに最初に「R」と名のつくモデルがラインアップされたのは、ゴルフ4に3.2リッターのV6エンジンを搭載した「R32」が最初で、続くゴルフ5にも設定されました。

 当初から4MOTIONを採用していましたが、ゴルフ5と同時期に登場したシロッコRはFWDでパフォーマンスを引き上げる手法が採られました。その後はダウンサイジングを図り、ゴルフRにもゴルフGTIと同じ2リッター直4ターボエンジンが搭載されるようになりましたが、4MOTIONはずっと踏襲しています。

 ちなみに、21世紀に入ってから「R」と名の付くモデルとしては、「ニュービートルRSi」、「パサートR36」、「トゥアレグR50」などが挙げられます。Rラインが生まれる前にも、かねてからフォルクスワーゲンには「VR○」(○に気筒数が入る)という高性能モデルが存在しました。

 現在のRラインは、位置づけとしてはGTIの上にあるように見えますが、どちらかというとGTIの延長線上というよりも、系譜としては異なるように感じられます。VWもここまでできることを示すべく、さらにはアウディの「RS」との差別化を図りながら、GTIとは異なる世界観のもとに開発された、それでも妙にVWらしい、独自の高性能モデルのように思えます。

VW新型「ゴルフR」のインパネ
VW新型「ゴルフR」のインパネ

Volkswagen GOLF R【GOLF R Variant】

・車両本体価格(消費税込):639万8000円【652万5000円】
・全長:4295mm【4650mm】
・全幅:1790mm
・全高:1460mm【1465mm】
・ホイールベース:2620mm【2670mm】
・車両重量:1540kg【1600kg】
・エンジン形式:直列4気筒ターボ
・排気量:1984cc
・駆動方式:4WD
・変速機:7速DCT
・最高出力:320ps/5350−6500rpm
・最大トルク:420Nm/2100−5350rpm
・燃費(WLTC):12.3km/L【12.2km/L】
・サスペンション形式:前ストラット・後4リンク
・タイヤサイズ:225/40R18

>> フォルクスワーゲン・ゴルフR の中古車をさがす

Gallery 史上最強のゴルフ VW新型「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」を画像でチェック(20枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

ブローバが腕時計の常識を曲げてから10年…「CURV(カーブ)」10周年モデルが証明した小径化による究極のフィット感とクリエイション【PR】

RECOMMEND