表示通りには潜れない? 時計の防水等級「100m」「200m」「300m」の違いと選び方
100m防水でも100mは潜れない
時計の表示版にある「防水等級」。理論的にはどの程度の水圧まで時計が耐えられるかを示していますが、その実際の使用状況とは必ずしも一致しません。
そこでまず100mから考えてみましょう。実際時計に10気圧(100m)と表示があったとしても、その名称が示すように、実際には100メートルの水深まで耐えられるわけではありません。
これは水中での人間の動きによって水圧が一時的に増加する可能性があるためで、その結果として指定された水深以上の水圧に時計がさらされることがあります。したがって、100メートル防水時計はスキューバダイビングや他の深海活動には適しておらず、日常生活での水しぶきや雨、短時間の水泳やシャワーなどに適しています。

200mからがダイバーズウォッチの領域
一方、「200メートル防水」は、一般的にプロフェッショナルなスポーツウォッチやダイバーズウォッチに見られる防水等級です。
これらの時計は、水深200メートルまでの水圧に耐えることができ、スキューバダイビングやその他の深海活動に適しています。
しかし、これはプロのダイバーズウォッチとして設計され、ISO 6425のような国際ダイビングウォッチの規格に準拠している場合に限ります。一部の時計は200メートルの防水性を表示しているにも関わらず、実際には激しい水中活動には適していない場合があります。
プロフェッショナル仕様になる300m以上
300メートル防水時計は、さらに高度な水中活動に対応しています。深度のあるダイビングや、プロフェッショナルなダイビング活動に対応する設計がなされています。この等級の時計は、過酷な環境に対する耐久性とともに、特に強固な防水性能が求められます。
このカテゴリの代表的な例としては、ロレックスの「サブマリーナ」、オメガの「シーマスター ダイバー 300M」といった名機があります。同モデルは、300メートルまでの防水性能を持ち、ハードなダイビング環境下でもその性能を発揮します。
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時計の防水等級の選択は、それをどのように使うか、どのような環境で使うかに大きく依存します。それが日常生活での使用なのか、スポーツやレジャーでの使用なのか、それともプロフェッショナルなダイビングなのか、によります。
それぞれの防水等級が提供する保護レベルを理解し、どのようなライフスタイルに適合するかを考慮することで、時計の選び方も変わってくるでしょう。
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