4時間駐めたら1万円超え!? 夏休み 都内にクルマで来た時どこに駐車すればいい? 安心してドライブ旅行するために知っておくべきこととは

最大料金が設定された公共の駐車場もオススメ
じつは、駐車料金をもっと効果的に節約する方法がいくつかあります。以下に案内します。

まずひとつめは、最大料金の設定された公共等の時間貸し駐車場の利用です。
東京には東京都の関連団体や区、さらには高速道路関連会社が運営する駐車場が数多くあります。このうちいくつかは、周辺の相場に比べ非常に安く利用できるのです。
たとえば東京都道路整備保全公社の「宝町駐車場」「東銀座駐車場」は12時間最大2400円です。
首都高道路サービスの「日本橋本町駐車場」は24時間の最大料金が2800円、「汐留駐車場」は同2400円です。NEXCO東日本の「日比谷自動車駐車場」は1日上限(0時を基準にリセット)が2700円となっています。
こうした駐車場は、立地が公共交通利用も至便な繁華街に徒歩圏であること、12時間以内、24時間以内などの最大料金があることを活用し、朝早くクルマを止め、電車やバスを使って都心部各エリアで買い物や観光を楽しみ、夜になって戻ってくるといった使い方も可能です。
一方、全高が155cm以下のクルマを使っている人には、さらにお得な方法があります。それは繁華街のやや古いビルにある機械式立体駐車場の利用です。
現在、日本のクルマは「全高155cm制限」のある駐車場には入らない、背の高いミニバン、軽ハイトワゴンが主流です。そのためそうした駐車場は利用率を高めるため、12時間や24時間の上限料金1200円から1500円、などと、格安に設定していることがあるのです。
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さらに究極の裏技として考えられるのは、稼働時間外に「駐車可」となる「時間制限駐車区間(パーキングメーター/パーキング・チケット発給設備)」の利用です。

都内の時間制限駐車区間には、日曜休日(一部は土日曜休日)に稼働が停止するものがありますが、そのうち稼働時間外の駐車が禁止にならない区間は、自動車保管場所法が定める「昼間12時間以上、夜間8時間以上の同一場所への駐車」に反しない限り、駐車違反等で摘発されることはありません。
こうした場所にクルマを駐めれば、駐車料金そのものがかからないわけですから、繁華街まで電車、距離や人数によってはタクシーなどで移動したとしても、トータルの出費を大きく抑えることが可能です。
ただその場所が「駐車禁止なのかどうか」は、道路標識を見てきちんと判断する知識が必要になります。禁止の場所に止めてしまい、反則金/放置違反金で泣くことのないよう、駐車時にしっかり確認しましょう。
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