新型iPhoneについに搭載!? 「USB Type-C」コネクタってそもそも何?“アップル祭り”直前に知っておきたい基礎知識
●USB Type-Cでも独自規格?
一方、iPhoneにUSB Type-Cコネクタが採用されても、中身の一部に独自規格が採用されるのでは、という噂もあります。例えば、ドイツメディアの「Die Zeit」は23年5月に、欧州委員会が充電ケーブルの制限についてAppleに警告したと報じています。
そもそも、Appleはこれまで、Lightningコネクタに接続する周辺機器に対して、Apple製品との互換性を保証するための「MFi認証」を用意してきました。メーカーがMFi認証のロゴマークを明示することで、消費者は互換性が保証されない粗悪な周辺機器を見抜けるようになっていたのです。
また、Appleとしてもメーカーからライセンス料を得ていました。もし全てのモデルでUSB Type-Cに置き換わるとなると、この状況が変わります。
先述した欧州委員会の警告は、AppleがUSB Type-Cコネクタにおいて認証用のチップを活用し、認証の有無によって充電やデータ転送の制限をしようとしている、という報道を受けてのものでした。
一方、これまでのMFi認証は、ユーザーからみれば、安心してApple製品で使える製品を見分けるために重要な役割を果たしていたことも事実です。
USB Type-Cになることで、こうした認証がどのような形で継続されるのかはまだ分かりませんので、あくまで予想にはなりますが、状況を整理してみると、周辺機器の挙動を保証する認証制度の仕組み自体は継続され、一方で非認証製品に対する制限は設けられないという形が、可能性としては高いのではないでしょうか。

ユーザーにとってのType-C化のメリットは何か
ここ数年のiPhoneはカメラの動画関連機能に注力してきている印象があります。例えば「iPhone 14」シリーズでは、歩きながら動画を撮影しても、ジンバルを使ったかのようにブレを低減してくれる「アクションモード」が追加されました。
一方で、撮影した動画を外部機器へ抽出するには、基本的に、Lightningケーブルでの接続や、AirDropでの通信などが必要でした。プロユースとしては、こうした点で不便を感じることも少なくなかったわけです。もし、iPhoneにUSB Type-Cが採用されるとなれば、このような外部機器接続での使い勝手が、向上するのではないかと期待できます。
また、MacやiPadなどで使う充電ケーブルをUSB Type-Cで統一できることも魅力。複数機器を所有するユーザーにとっては、外出時に何本もケーブルを携行せずに済むようになるかもしれません。
とはいえ、2023年秋の全モデルに統一してUSB Type-Cが搭載されるのか、グローバルで同じ仕様が採用されるのかなどはまだまだ未知数。日本時間13日のApple Eventでの発表を楽しみに待ちましょう。
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