VAGUE(ヴァーグ)

落札価格は6億円! 世界に1台だけの“幻のGT1レーシングマシン”ケーニグゼグ「CCGT GT1」がオークション初登場

レギュレーション変更でレース参戦を断念

「CCGT」はダグ・ベレニウスの入念な監修の下、2003年から2007年にかけてスペシャリストチームによる開発と手作業による製作がおこなわれました。

 そして2008年には、伝説のテストドライバーでありスーパーカーエンジニアでもあるロリス・ビコッキがステアリングを握り、クヌートストープ・サーキットで一連のテスト走行がおこなわれています。

開発はクリスチャン・フォン・ケーニグセグと同社のエンジニアたちによるサイドプロジェクトとしてスタートしたという(C)Bonhams
開発はクリスチャン・フォン・ケーニグセグと同社のエンジニアたちによるサイドプロジェクトとしてスタートしたという(C)Bonhams

 しかし、ケーニグセグが最初のシェイクダウン走行をおこなってからわずか2か月後、ACOとFIAはGT1クラスのレギュレーションを変更。カーボン製モノコックが認められなくなり、最低生産台数も数年間で20台から年間350台となりました。

 ケーニグセグ「CCGT」は1台しか完成しなかったためにGT1クラス参戦の夢は絶たれ、幻のGT1マシンへと昇華してしたのでした。

 ケーニグセグによるGT1レース参戦の夢が断たれた後、「CCGT」は当時のケーニグセグ・オートモーティブの筆頭株主のものになりました。時折の展示やデモ走行を除けば、車両は温度管理された乾燥した暗所で保管され、年に2回のエンジンメンテナンスのみおこなわれ、最上の状態が保たれてきたそうです。

 なお、ボナムズが確認したところ、マスターズ・ヒストリック・レーシング・アソシエーションは、当該マシンが当時のレースには出場していないものの、かつてのGT1レギュレーションに合わせて製作されたものであり、マスターズ耐久レジェンドシリーズに出場するための車両として喜んで受け入れるとのことです。

 気になる落札価格は、331万9000ポンド(約6億1000円)でした。今回、初の出品となった「CCGT GT1」ですが、今後の値動きが気になるところです。

Gallery 【画像】世界に1台だけ!“幻のGT1マシン”ケーニグゼグ「CCGT GT1」を写真で見る(10枚)

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

RECOMMEND