”アメリカ軍爆発物処理部隊”の名を冠するタフネスウォッチがさらに進化! 10mから落下させても壊れない耐衝撃性の秘密は?
●米軍爆発物処理部隊“EOD”の過酷な任務を想定した究極のミリタリーウォッチ
かつて話題を集めたボールウォッチのタフネスウォッチが、更に進化して帰ってきました!
2023年11月より発売される「エンジニア ハイドロカーボン EOD」(ステンレスベゼル55万円・セラミックベゼル57万2000円、消費税込)は、落下や振動に耐える堅牢性を備えたメカニカルウォッチ。
2017年に発売され多くのファンの注目を浴びたミルスペックウォッチ「エンジニア ハイドロカーボン デブグル」の後継となるモデルです。

そもそもこの兄貴分「デブグル」とは、アメリカ海軍特殊部隊から選りすぐりの精鋭を集めた対テロリスト部隊“DEVGRU”の要請により開発された超弩級のハイエンド・ミリタリーウォッチ。
今回登場する「EOD」は同国軍の爆発物処理部隊“Explosive Ordnance Disposal”、通称EODの着用を想定、「デブグル」を上回る優れた堅牢性と操作性を備えたハイスペックモデルとして製作されています。
特筆すべきは、やはりその優れた耐衝撃性能。高さ10mからの落下による衝撃に耐えて、精度を保ち続けるというのはひたすら驚くしかありませんが、その秘密は「デブグル」譲りの耐衝撃構造にあります。
「デブグル」譲りの耐衝撃性に300m防水と80000A/mの耐磁性をプラス
まずムーブメントには、ひげゼンマイへの衝撃を緩和する耐震システム“スプリングロック”と、調速機構を特殊なプレートで固定して緩急針を衝撃から保護する“スプリングシール”とういふたつの機構を搭載。
さらにムーブメント自体にかかる衝撃を軽減させるため、ケースとムーブメントの間に“耐衝撃エラストマーリング”を配置。外部からの衝撃が加わった瞬間、ムーブメントそのものがわずかに振動することで、内側に働く衝撃を外に逃しているのです。
また「デブグル」で独特の存在感を放っていた“耐衝撃プロテクション・システム”にも注目を。
りゅうず自体は衝撃を受けた際の伸縮性を保つためねじ込み式には設計されておらず、外側の黒色のカバーをねじ込むことで300mという高度な防水性が確保しています。
頑丈なガードとカバーによる二重構造は一見「デブグル」とよく似ていますが、新作「EOD」ではりゅうずガードとケースのジョイント部分を凹凸構造とすることで、大きな衝撃が加わっても外れにくくなっています。
さらに操作のしやすさに配慮して、リューズのサイズを「デブグル」よりも大型化。これに合わせて巻き芯周辺やガスケットにも改良が加えられています。

このほか80000A/mの耐磁性を確保する“ミューメタルインナーケース”、-45°Cの環境下でも駆動する特殊オイルの使用、暗所での使用に配慮したマイクロ・ガスライトなど、特殊部隊の過酷な任務を想定したスペックを搭載。
また手元の機動性を妨げることのないよう、ケース素材には軽く耐食性に優れたチタン素材を採用。剛性に優れたH型ブレスレットはケースとの重量比に配慮してチタンとステンレススティールのコンビネーションとしています。
「日常使いするにはオーバースペック?」なんて当たり前のことを口にするのは野暮というもの、この超ハイスペックこそが男のロマン。屈強なタイムピースを相棒として腕に巻けば、毎日の生活の中でもちょっと冒険がしたくなるかもしれません。
●製品詳細
「ボールウォッチ エンジニア ハイドロカーボン EOD」
・価格(消費税込): DM3200A-S1CJ-BK 55万円(ステンレススティールベゼルモデル)、DM3200A-S2CJ-BK 57万2000円(セラミックベゼルモデル)
・ケースサイズ:42mm径、13.7mm厚
・ケース:チタン
・ベゼル:ステンレススティールまたはセラミック
・バンド:チタンとステンレススティールのコンビネーションブレスレット
・風防:反射防止処理済みのサファイアガラス
・ムーブメント:自動巻 BALL キャリバー1101-CSL(ETA2892 COSCベース) スイスC.O.S.C.認定クロノメーター
・防水性能:300m防水
・耐磁性能:80,000A/m(ミューメタル製インナーケース採用)
・発売時期:2023年11月予定