ギネス世界記録を達成! “12個の希少な隕石”と超絶技巧が織りなす、世界でひとつだけの時計とは?
●12の隕石でストーリーを語る唯一無二の存在
「最も多くの隕石を使用した時計」としてさきごろ、ギネス世界記録に認定されたルイ・モネの「コスモポリス(Cosmopolis)」は、「cosmo=宇宙」と「polis=都市」から名づけられた世界で一つだけ製造されたユニークピースです。

宇宙由来の素材を使用した「コズミック アート」シリーズに加わった特別な時計の奥深い魅力について、ルイ・モネの国内代理店であるGMインターナショナルの担当者に聞きました。
ルイ・モネのブランドヒストリーについて担当者は「ルイ・モネは、19世紀初頭に世界で初めてクロノグラフ機構を生み出し、ナポレオンやフランス王妃など世界中のVIPのタイムピースを生み出した天才時計師です。その精神を再び世に送り出すため、ジャン=マリー・シャラーが2004年、独立時計ブランドとして蘇らせました」と説明します。
ブランドオーナーであると同時にクリエイティブディレクターでもあるジャン=マリー・シャラー氏は、地球に落ちてきた隕石の蒐集家としても知られている人物。
「隕石はそれぞれに歴史や物語を持ち、名前が与えられます。『そんな隕石たちを一つの時計に当てはめたらどんな魅力をもつだろうか?』という好奇心が『コスモポリス』を生み出しました。サテン仕上げの文字盤中央に配された月の隕石『ドファール461』をはじめ、フライングトゥールビヨンのキャリッジ裏側の『L5コンドライト』など、稀少な隕石が合計12個整然と配置されます」(担当者)
サハラ砂漠、モロッコ、オマーン、メキシコなど、世界各地で収集された12もの隕石に目を奪われがちな本作ですが、自社製ムーブメント「ボルテフェイス」もかなりのハイスペック。2つの香箱を互い違いに垂直に重ね合わせることで、限られたスペースに効率的にパーツを収めつつ、96時間もの長いパワーリザーブを実現しています。
「なめらかなカーブでケースに沿うよう成形されたストラップや、オープンワークのラグ、りゅうずに施したルイ・モネのシンボルであるユリの紋章など、細部のデザインまでこだわり抜いています」(担当者)
ルイ・モネのタイムピースがギネス世界記録に認定されるのは、本作で3回目。1816年に創業者の時計師ルイ・モネが生み出した天体観測用の時計は、世界初のクロノグラフ・世界初の高振動ストップウォッチとして2つの世界記録に認定されているのです。
今回のギネス認定についてジャン=マリー・シャラー氏は「3回目となるギネス世界記録認定という事実も光栄ですが、科学の結晶と融合させた腕時計を世に送り出せたことが、何より価値のあることだと思っています」とコメントを発表。
「独自性」「創造性」「アート&デザイン」「希少性」という4つのテーマを掲げるルイ・モネ。「その独自性・チャレンジ精神を反映させたプロダクトに今後も期待していただきたいです」と担当者が話すブランドのタイムピースに今後も目が離せません。
●製品仕様
コズミック アート「コスモポリス」
・価格(消費税込み):4950万円
・ケース素材:18Kローズゴールド
・ガラス:サファイアクリスタル(両面無反射コーティング)
・防水性能:3気圧
・ケースサイズ:40.7mm
・ムーブメント:LM 135
・巻上方式:手巻き
・パワーリザーブ:96 時間
・石数:26
・振動数:2万8800振動/時
・機能:時、分、フライングトゥールビヨン