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荷室に積める伝説の折りたたみバイク「モトコンポ」が40年ぶりに復活!? 米国で発売されたホンダ新型「モトコンパクト」ってどんな乗りもの?

「モトコンポ」は1981年に初代「シティ」と同時に登場した

 新型モトコンパクトを見て、思い出すのは「モトコンポ(Moto Compo)」ではないでしょうか。

 実際、SNSなどでは新型モトコンパクトは「モトコンポの再来」「令和のモトコンポ」といわれています。

 では、モトコンポとはどんなモデルだったのでしょうか。

1981年に登場したホンダ「モトコンポ」
1981年に登場したホンダ「モトコンポ」

 モトコンポは、いまから42年前の1981年11月に発売された50ccの折りたたみ式原動機付自転車です。

 同じ日に発売になったホンダ初代「シティ」と、そのシティに搭載できるように同時開発を進めてきたトランクバイクというコンセプトで、当時のプレスリリースによると「従来の四輪と二輪で六輪ライフといった、単に足し算的な範囲での使い勝手だけではなく、四輪に二輪を搭載して行動することにより、バイクの機能とクルマの機能が掛け算的に広がり、アウトドアライフの新しい使い勝手を創りだすことを提唱するものである。これは二輪車、四輪車を持つホンダの強みをフルに発揮した世界で初めての試みでもある」とされています。

 モトコンポは全長1185mm×全幅535mm×全高910mmと超小型。折りたたみ式ハンドルとステップを持ち、トランクバイクとして使い勝手を配慮した設計とされていました。ただし車両重量は45kgありました。

1981年11月11日、「モトコンポ」と同時に発売された初代「シティ」。のシティに搭載できるように同時開発を進めてきたトランクバイクがモトコンポだった
1981年11月11日、「モトコンポ」と同時に発売された初代「シティ」。のシティに搭載できるように同時開発を進めてきたトランクバイクがモトコンポだった

 また2.5馬力の2サイクルエンジンを搭載、燃料やオイル、バッテリーなどの液洩れ防止機構も装備しており、さらにシティにはモトコンポを搭載する時に利用できるアンカーナットを装備。オプションの専用ベルトでしっかりと固定することができました。

 モトコンポの当時の価格は8万円(札幌では8万3000円)。初代シティは大ヒット作となりましたが、それに対してモトコンポは売れず、1代限りでなくなりました。

Gallery 【画像】この箱がスクーターに変身!? 米国で登場した令和版「モトコンポ」を写真で見る(30枚)

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