メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」キャンピングカー仕様が欧州で登場 その気になる価格とは
内外装ともに変更された改良新型Vクラス
メルセデス・ベンツは2023年12月13日、欧州市場で高級ミニバン「Vクラス」をマイナーチェンジ、2024年1月より注文可能になったと発表しました。

Vクラスは、商用バン「Vito」から派生したメルセデス・ベンツの乗用ミニバンで、1998年に初代が登場。現行型は2014年に登場した3代目で、日本でも2015年に登場しています。
今回のビッグマイナーチェンジで、大きく変更されたのはフロントマスクです。
新デザインのラジエーターグリルと力強く描かれたバンパーを採用し、メルセデスのフラッグシップセダン「Sクラス」にも似た上級感を醸し出しています。
中央に大きなスリーポインテッドスター(エンブレム)を配置し、グリル内にはメッキ加工された小さなスリーポインテッドスターが散りばめられるデザインを採用しています。
インテリアも大幅変更。12.3インチのワイドスクリーンを2つ組み合わせたコックピットを採用しています。また静電容量式ハンズオフ検出機能を備えた次世代ステアリングホイールも搭載しました。
さらに最新世代のMBUXを標準装備され、リアルタイム交通情報を含むナビゲーション、車対車通信、レストランやホテルなど近くの名所をオンラインで検索できる「ハイ!メルセデス」音声アシスタントを使用した拡張MBUX機能などが可能です。
今回のマイナーチェンジで注目されるのは、そんなVクラスをベースにした本格アウトドア仕様のキャンピングカー「Vクラス・マルコポーロ」です。
Vクラス・マルコポーロはポップアップルーフを採用、そこでは2人の就寝が可能です。
運転席/助手席のほか、室内には2名のシートを採用、4名乗りとなります。この2名シートは2名用のベッドにもなるため、ポップアップ式ルーフテントを含めると合計4名が就寝できます。
室内には2口コンロやシンクを搭載。また運転席は回転可能で対座することもできます。
2リッター直列4気筒ディーゼルターボ「OM654」を搭載、出力は163馬力/190馬力/237馬力と3種類から選択することが可能です。
改良新型Vクラス・マルコポーロの欧州での車両価格は、8万5ユーロ(日本円で1240万円)からと発表されています。
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