発売は2026年2月予定! カワサキが新型「Z」シリーズ3モデルを公開 ジャパンモビリティショー2025で展示され注目集まる
カワサキの伝統と最新技術が融合
2025年10月29日に開幕した「ジャパンモビリティショー2025」のプレスデーで、カワサキモータースは「Z」シリーズの新型モデル3車種「Z900RS SE」、「Z900RS CAFE」、「Z1100SE」を公開しました。
●カワサキ「Z900RS SE」
「Z900RS SE」は、伝統の「Z1」譲りのスタイリングと最新電子制御を融合したレトロスポーツモデルとして披露されました。

2018年のデビュー以来、7年連続で国内401cc以上クラス販売台数1位を記録しているZ900RSシリーズの最新仕様で、丸型LEDヘッドライトやティアドロップ形タンクなど往年の意匠を継承しつつ、新設計のメガホン型サイレンサーを採用しています。
上級仕様のSEでは、ファイヤーボールカラーとゴールドのフロントフォークが際立ち、プレミアム感を強調。電子制御スロットルバルブ付きエンジンを搭載し、低中速域での扱いやすさと高回転域での力強さを両立しました。
さらに、6軸IMUによる「カワサキコーナリングマネジメントファンクション(KCMF)」やクルーズコントロール、アップ・ダウン対応クイックシフターなどを標準装備し、安全性と快適性を高めています。
ドライブレコーダーを前後標準装備や、ブレーキホースをメッシュにするなど、SEはスタンダードとは違う細かい部分で変更が加えられています。
●カワサキ「Z900RS CAFE」
また、「Z900RS CAFE」は、外観に風の抵抗を受けにくいアッパーカウルを採用しました。

ハンドルやシートをCAFE専用の装備にし、SHOWA製のサスペンションを装備しています。
カワサキのブース担当者は「Z900RS CAFEはカフェレーサースタイルを意識してデザインし、Z900RS SEはブレンボのブレーキやリアショックを採用するなど装備にこだわりました」と語ります。
●カワサキ「Z1100SE」
また、ネイキッドスポーツの新たな頂点として「Z1100SE」も同時に発表されました。

2014年の「Z1000」で話題を呼んだ“凄味コンセプト”を継承しつつ、排気量を拡大した1098cc水冷4気筒エンジンを搭載。最高出力136ps/9000rpm、最大トルク113Nm/7600rpmを発生し、軽快かつダイレクトなライディングフィールを実現しています。
外観は「クロヒョウ」をモチーフにし、テールカウルまで流れるような曲線美にこだわったデザインとなっています。
くわえて、5インチTFTメーターを新採用し、スマートフォン連携やナビゲーション表示などにも対応。ブース担当者は「音声操作でナビや通話の操作が可能で、電子制御面でも大幅にアップデートし、かつてのZ1000から大きく生まれ変わりました。なお、音声コマンドを使うにはライセンス登録が必要です」と話しています。
これらのZシリーズ3モデルはいずれも2026年2月頃の発売を予定。カワサキの伝統を継承しながらも最新の電子制御技術を積極的に採用することで、ブランドの新たな進化を印象づける展示となりました。
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「ジャパンモビリティショー2025」は、2025年10月30日〜11月9日(一般公開は10月31日から)に東京ビッグサイトで開催。カワサキモータースのブースは東展示棟(東4・5・6ホール)で展開されています。
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