11年ぶりの全面改良でどう進化!? 世界初公開された人気ミドルSUV ポルシェ新型「マカン」のSNSでの反響とは?
新型マカンのデザインはキープコンセプトながらも中身は完全刷新
ポルシェは、2024年1月25日にミドルクラスSUV「Macan(マカン)」の新型をシンガポールで初公開しました。
マカンは2013年にポルシェから誕生したミドルクラスのSUVで、先にデビューしたハイパフォーマンスSUV「カイエン」の弟分にあたります。
弟分といえどボディサイズは全長4681mm×全幅1923mm×全高1624mmあり、迫力は十分です。
組み合わされるパワーユニットは、初代発売当初は340馬力の3リッターV6ツインターボと400馬力の3.6リッターV6ツインターボを搭載していました。
その後のマイナーチェンジでも、265馬力の2リッター直4ターボから380馬力の2.9リッターV6ツインターボまで計3モデルが展開され、すべてスポーツカーを凌駕するスペックです。
これに7速PDKのトランスミッションとPTM(ポルシェ・トラクション・マネジメント)と呼ばれるアクティブ4WDシステムが組み合わされることで、ポルシェらしいスポーティな走りを実現しています。
走行性能や見た目の迫力は十分ながらも、マカンの新車販売価格はポルシェ「911カレラ」の半分近い838万円からとなっており、マーケットでも成功を収めました。
しかし、現状のマカンでは、欧州や日本、韓国で導入されるサイバーセキュリティ規制に対応できないということで、大幅なアップデートを余儀なくされます。
そこでポルシェがとった対策がマカンの「完全EV化」で、今回のマカンではガソリンエンジンは完全に姿を消します。
グレードは「マカン4」と「マカンターボ」の2種類で、マカン4では最高出力408ps、最大トルク650Nm、マカンターボでは最高出力639ps、最大トルク1130Nmを発生します。
マカンターボの0→100km/hの加速は3.3秒ほどの予定で、この数値は911 カレラ Sの4.2秒はもちろんのこと、911 GT3の3.9秒よりも速いということになります。
駆動方式はどちらも4WDで、フロント・リアに搭載されるツインモーター仕様で、電子制御ポルシェトラクションマネージメント(ePTM)により、常に安定した走行が可能です。
バッテリー容量は約100kWhの大容量で、WLTPモードではマカン4で613km、マカンターボでは591kmの航続距離を実現しています。
また、対応の充電ステーションでは、約22分でバッテリー容量を10%から80%まで充電することが可能です。
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