標高1457mに湧く“混浴露天”風呂!? クルマでは夏にしか行けない!? 天空の「蓮華温泉」とは
すべて源泉かけ流し! 北アルプスの山々と空しか見えない「野天風呂」を堪能
温泉は、館内にある男女別の内湯と、山小屋から5-15分ほど歩いたところに点在する「野天風呂(混浴)」4か所の、合計5か所。
野天風呂は、それぞれ「三国一の湯」「仙気の湯」「薬師湯」「黄金湯」と名付けられ、源泉もロケーションも異なります。もちろん、すべて「源泉かけ流し」で楽しむことができます。
山小屋を出て登山道へ入り、まず10分ほど歩くと現れるのが「三国一の湯」。深い木々に囲まれた、1人サイズのコンパクトな野天風呂です。
泉質は、単純硫黄温泉(硫化水素型)。30度台前半のぬるめの湯温で、白い湯の花が多く舞うミルキーホワイトの湯色です。湯につかっていると、甘く濃い硫黄の香りがただよい、ツルスベでクリーミーな感触の、心地よい湯浴みを楽しむことができます。
「三国一の湯」を後にし、登ること約5分。高い木々の生い茂る森から、パッと視界の開けた草地に景色が変わった先に、「仙気の湯」があります。
5、6人ほど入れそうな広々とした湯船の野天風呂。目の前には、北アルプスを望む絶景が広がっています。泉質は、こちらも単純硫黄温泉(硫化水素型)。少し熱めのお湯は、薄く濁って見えます。
このお風呂に身を浸しながら絶景を眺めていると、「仙気の湯」の名の通り、「仙人気分」を味わえるような気がしますね(元々は下腹部の痛み「疝気(せんき)」に効くため「仙気の湯」と名付けられたそうです)。
野天風呂の中で、一番の高台にある「薬師湯」。「仙気の湯」から、さらに5分ほど山登りをすると到着します。
単純硫黄温泉のお湯は、美しいエメラルドグリーンの湯色。フワッと硫黄が香り、酸性のお湯は舐めるとレモンのような酸味を感じます。
目の前に広がる雄大な山々の景色は圧巻。まるで天空にいるかのような抜群の開放感は、日々の疲れや悩みがスーッと解き放たれるリフレッシュの極地でした。
4か所の野天風呂はすべて混浴ですが、こちらは「女性優先」。湯船から少し離れたとところにある、「女性入浴中」の表示板を掛けることで、入浴中は女性専用にすることができます。混浴に抵抗のある女性も、安心して楽しむことができます。
4か所目の野天風呂は「黄金の湯」。「薬師湯」から山を下ること15分ほどの場所にあります(山小屋側から歩くと5分ほど)。
こちらの泉質は、含硫黄-マグネシウム-炭酸水素塩温泉。鼻を抜けるさわやかな金気(鉄)と硫黄が香る、黄色味を帯びたお湯が特徴です。約4、5人サイズの湯船はゆったりとしていて、他の3か所の野天風呂とは異なる風情と泉質を堪能することができます。

山小屋内にある男女別の内湯「総湯」は、横長の広々とした湯船です。
内湯のみですが、大きい窓からは外の景色がはっきりと見え、露天風呂のような明るい空間になっています。泉質は、単純硫黄温泉。薄乳白色のお湯は、ミネラルを感じる鉱物の香りがただよいます。
こちらの浴室は、シャワーとカランも完備しているため、野天風呂で遊んだ後の締めお風呂にぴったりです。
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