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「うっとりするような使い心地……」 日本一高い!? 1本4950円の高級耳かきが品切れ続出のワケとは【匠の逸品#04】

高知県須崎市だけの竹でつくる最高級耳かき

 高知県須崎市の竹虎株式会社が、竹製の高級耳かきをつくり人気を呼んでいます。

「名人作 虎竹耳かき」。竹材専業メーカーの竹虎がつくる高級耳かきだ
「名人作 虎竹耳かき」。竹材専業メーカーの竹虎がつくる高級耳かきだ

 耳かきに最適といわれる竹のなかでも、表面に虎柄模様がうかぶ虎斑竹(とらふだけ)を厳選して使用し、職人が磨きあげる「名人作 虎竹耳かき」は独特の佇まいが目をひきます。

 そのお値段は、1本が4950円(税込)。しかし、高級耳かきのなかでも異色な高価格でありながら、ネットショップでは売切れが続くことも多いようです。
 
 竹虎は、土佐湾をのぞむ高知県須崎市安和に工場をもつ、竹材専業メーカーです。明治27年(1894年)に創業した後、不思議と安和地区だけでしか成育しないという虎斑竹を専門に扱い、日用品を製造しています。

 虎斑竹は名前のとおり、表面に虎柄のような模様が浮かぶ美しい竹です。それだけでなく、急斜面の谷あいでしか生育せず、明治44年の天然記念物保存法第一号でもあります。

 「名人作 虎竹耳かき」も、そうした珍しい竹の製品です。何種類もの紙ヤスリを使い、虎模様をできるだけ鮮明に残しながら磨きあげるといいます。

 しかし、継続して売れる人気の秘密は、珍しさだけではないかもしれません。

 同社は、初代の頃から虎斑竹の保全にも関わっていますが、こうした姿勢も魅力につながっているようです。

 虎斑竹に魅せられた初代が、虎斑竹を地域の宝として守るべく、山主と協力して竹林を手入れし、生産量を増やしてきたといいます。また、竹の育成に、薬剤や化学肥料などは使いません。

 その虎斑竹が、職人によって切り出され、太さや模様の出方、用途別に選別された後、まっすぐに矯正され手仕事でさまざまな製品へ生まれ変わっているのです。

 特に、「名人作 虎竹耳かき」は、熟練職人が丁寧に磨き、竹のなかでもかなり特別な手触りをうみだしています。また、耳かきの首の部分にわずかにカーブをつけることで、耳に当てたときに絶妙な感覚が味わえる耳かきに仕上げています。

Next4950円払っても惜しくない?
Gallery 【画像】もう他の耳かきは使えない!? 高級竹を使った耳かきを写真で見る(10枚)

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