まるで“モバイル炊飯器”!? 「アウトドアでの白米ライフ」が変わる? 飯炊き力を上げるクッカーの秘密とは?
●素材とコーティングでこびりつきなし!
火加減や焦げつきなど、アウトドアの炊飯には超えなくてはいけないハードルがたくさんあります。
スイッチひとつで美味しいごはんが炊ける電子炊飯器に慣れきった現代人でも、思いのほか簡単に白米を炊ける鍋が、今回紹介するエバニューの「U.L. Alu. Pot 700」です。

以前は「UL/ALUナベ」という名称で販売されていたため、いまなお通称“アルナベ”とも呼ばれる本作は、エバニューが「炊飯特化型クッカー」と銘打つだけあって焚き火やストーブでお米を美味しく炊き上げてくれます。
直径121mm、深さ60mmの変哲もなさそうな小型クッカーですが、軽量アルミ素材Dura-Liteを採用した熱伝導率の高さと、プラズマイオン化したチタンで表面を形成するチタンプラズマコーティングにより、焦げつくことなく白米を炊き上げてくれます。
その実力をして野外炊飯愛好家の間では「モバイル炊飯器」や「アンプラグド炊飯器」などと呼ばれるほど。
おもしろいのがフタがオプション扱いということ。
「え、炊飯に必須なフタが別売りなんてどうして?」と思うのも無理はありません。
その理由は、900ccクラスのチタニウム製クッカーの定番「Ti U.L. Pot 900」(旧名:ウルトラライトクッカー2)のフタがビシッとフィットするからなのです。
同時に「Ti U.L. Pot 900」の中にぴったりと収まり、シビレルほどの高精度でのスタッキングできるためセットで使われることが多いんです。
こういった、ともすればやりすぎとも言える芸の細かさやディテールの突き詰め方はエバニューならではといえるでしょう。
ちなみにフタは「UL/ALU ナベ 700の蓋」という直球のモデルがありますが、「Ti U.L. Pot 900」との組み合わせがだんぜんオススメです。
●論より証拠で炊いてみよう
ウンチクはそれくらいで、さっそく炊いてみましょう。1〜2合が炊きやすい分量ですが、ギリギリで3合まで炊くことができます。
方法は普通の無洗米と同じ。水加減をしたら、夏なら20分以上、冬なら1時間以上吸水します。
米の内部まで水分を浸透させることで炊きむらをなくし、焦げつきを防いできくれます。
最初は強火にをかけ、沸騰するまで鍋底の米をゆっくりとかき混ぜます。自分の場合、アウトドアでの炊飯はパスタのようなものだと思っているので、ここからしばらく蓋を開けたまま焦げつかないようのんびりと混ぜます。

沸騰したら弱火にしてフタをしめ、様子を見ながら火を入れ続けます。いわゆる文化鍋と同じで鍋のふちがフタよりも広く深い作りのため、鍋の外に吹きこぼれにくいんです。
そのせいか細かな火加減の調整ができない焚き火でも炊飯がしやすくなっています。
水分が飛ぶと、段々とお米の甘い香りが立ってきます。香りが煎餅のように香ばしくなったら火から下ろしてフタをしたまま5分ほど蒸らします。
フタを開けると……「炊きたてのごはんさえあればなにもいらない!」というほど美味しく炊けるんですが、蒸らしている時間でさっと肉を焼けば、アウトドアでステーキ丼と洒落込むこともできちゃうんです。
そしてご飯をよそうとき、強めのオコゲができてもくっつくことなく、軽く混ぜるだけでパリッと剥がれてくれることに驚かされるはず。
焦げつかないということは、後かたづけもかなり楽ということ。これってアウトドアではかなり助かりますよね。
エバニューのアイテムの特徴は何事も「きっちりしている」こと。
「U.L. Alu. Pot 700」は「Ti U.L. Pot 900」との組み合わせにくわえ、カップヌードルのリフィルや汁物に便利な「570Cup」、湯呑みサイズの「400FD」、おちょこサイズの「Ti Demitasse 220 NH」など、エバニューのクッカーがマトリョーシカのように収納できます。
アウトドアでの米料理を食べたい願いを、最高の炊飯ビリティで叶えてくれる「U.L. Alu. Pot 700」の実力をぜひ体験してみてください。
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