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スイスの展示会で発見した「チューダー」新作がついに発表!? ブランド最高峰の性能を秘めたF1コラボモデルの実力とは

●ジュネーブの「チューダー」ブースで発見したのは!?

 時計とモータースポーツが“切っても切れない”関係なのは、時計好きならご存知の通り。

 クロノグラフや計時技術は、クルマの高速化と一緒に発展してきた。ただ1960年代は機械式だったタイム計測が1970年代から電子化されてしまった。

 とはいえ、今も昔も時計とモータースポーツは親密で、時計ブランドがチームとスポンサー契約やサポート契約を結び、トップドライバーやレーシングチームのスタッフがそのブランドの時計を着用している。

2024年4月12日、ジュネーブで開催されていた「WATCHES AND WONDERS GENEVA 2024」の「チューダー」ブースで撮影。©Yasuhito Shibuya 2024
2024年4月12日、ジュネーブで開催されていた「WATCHES AND WONDERS GENEVA 2024」の「チューダー」ブースで撮影。©Yasuhito Shibuya 2024

 そしてこの4月、スイス・ジュネーブで開催された世界最大&最高峰の時計フェア「WATCHES AND WONDERS GENEVA (ウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ 略称WWG)2024」の「チューダー」のブースで取材後、ひとつのショーケースを発見した。それが冒頭の写真だ。

 あ、これはもしかして…そう、現在日本人で唯一のF1ドライバーとして活躍している角田裕毅選手が在籍する、昨年までは「アルファタウリ」、今年2024年からは「Visa Cash App RB F1(ビザ キャッシュアップ アールビー エフワン)」と、F1ファンの間では「VCARB(ブイカーブ)」と呼ばれているF1チームとチューダーの初コラボモデルなのでは? 

 なぜなら、グローブやF1マシンのステアリング、そして鮮やかなブルー文字盤の時計がショーケースに飾られていたからだ。

 角田裕毅選手は自動車レースの最高峰、2021年に「アルファタウリ」チームから7年ぶりの日本人F1ドライバーとして参戦。

 4年目となる今年2024年のF1グランプリシリーズでは若手の中でも出色の速さと安定感で着実にポイントを獲得。

 来年2025年も「Visa Cash App RB F1」チームのレギュラードライバーとしての参戦が決まっている、F1の世界でも将来がもっとも楽しみなひとり。

 それだけに、チューダーブースでの展示にはびっくりした。

 そこで改めて「チューダー」のプレスルームをチェックしてみると、知らなかった! なんと今年2月の時点でチューダーは「Visa Cash App RB F1」レーシングチームのオフィシャルパートナーになっていたのだ。

ブラックベイ セラミック “ブルー”  REFERENCE 79210CNU-0007
ブラックベイ セラミック “ブルー” REFERENCE 79210CNU-0007

●あの時計がついに正式発売に!

「それにしても、あのジュネーブで飾られていたあの時計は何なのか?」「いつ発売されるのか? と気になっていたら先週末、ついにチューダーから新作発表があった。

 ショーケースに飾られていたあの時計は、やはりチューダーとVCARBとの初コラボモデル。

 そしてモデル名は「ブラックベイ セラミック “ブルー”」。ジュネーブで見たあの時計が、ついに製品化された。個人的にこれほどうれしいことはない。

 このモデルの原型は、今年春にパートナーシップ締結を記念して製作され、ドライバーの角田裕毅とダニエル・リカルドがパドックで着用していたチーム限定モデルだという。

 ジュネーブで撮ったショーケースの写真と製品版を比較してみたが、違いはなさそう。

 つまり、角田選手やリカルド選手が着用しているモデルと、ほぼ同じものが購入できるのだ。価格は71万8300円(税込)。

 ベースモデルの「ブラックベイ セラミック」は、チューダーの中でも、もっともハイスペックでコストパフォーマンスに優れた逸品。

 強靭で軽量でアレルギーフリーなセラミックケースを採用している。

 そして搭載ムーブメントは、シリコン製ヒゲゼンマイを採用し、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受けたパワーリザーブ約70時間のマニュファクチュールキャリバー「MT5602-1U」。

 加えて、計時と耐磁性などあらゆる意味で現在もっとも厳しい精度&品質基準であるスイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスター クロノメーター認定」を取得している。もちろん、この仕様はそのままこのコラボモデルに引き継がれている。

 文字盤には、Visa Cash App RBのカラーに合わせたブルー、アプライド アワーマーカーを採用。

 さらに、やはりチームカラーを反映した、ブルーのスティッチ入りのレザー&ラバーのハイブリッドストラップとブルーのライン入りのブラックファブリックストラップが付属する。

 角田裕毅選手、F1やモータースポーツのファンはもちろん、誰にとっても魅力的で、誰にでも自信を持ってオススメできる。気になる方は絶対にお見逃しなく!

●製品仕様
「BLACK BAY CERAMIC “BLUE”」ブラックベイ セラミック “ブルー”
・価格:71万8300円
・ケース径:41mm
・ムーブメント:自動巻き、約70時間パワーリザーブ
・ケース:マットブラック・ワンピース構造セラミックケース
・防水性能:200m潜水用防水
・レザー&ラバーストラップ(ファブリックストラップ付属)、ブラックPVDコーティングSS製逆回転防止ベセル

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渋谷ヤスヒト
渋谷ヤスヒト
時計&モノジャーナリスト、編集者
1962年生まれ。文芸編集者を経て、モノ情報誌や時計専門誌の副編集長を務めた後、時計ジャーナリストとして独立。現在はライター、フリー編集者として多方面で活動。特筆すべきは1995年から一度も欠かすことなく続けているスイスの時計フェアや世界各国のブランド取材。30年以上のキャリアに裏打ちされた業界VIPとの信頼関係を活かし、業界全体を俯瞰した独自の記事を執筆する。また時計に留まらず、モノ情報誌の編集者時代のネットワークと知識でIT機器、自動車、家電、食品など、「モノ作り」の現場を幅広く網羅。完成品から下請け企業まで一貫して追いかけ、「人が本当に幸福になれるモノとは何か」を探求し発信中。

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