なぜ「ラグスポ時計」はブームに!? もはや絶対定番化? 次なるトレンドは「シンプルなドレスウォッチ」になる理由とは
●大ブームになった理由は「使いやすさ」と「新鮮さ」
ではなぜこの10年あまり、ラグスポはブームになったのか。筆者はまず「時計投資のターゲットになったこと」がきっかけだったと考えている。
対象になったのが、オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」とパテック フィリップの「ノーチラス」「アクアノート」。
スイス時計業界をリードするこの名門ブランドの時計はそもそも生産数が少なく、また需要が増えたからといってすぐに生産を増やすという発想は、こうした名門にはない。そのため、希少性が高く人気だと、二次市場での価格は一気に高騰する。

また“デイリーカジュアル”という言葉に象徴されるように、ビジネススタイルのカジュアル化、コロナ禍による在宅勤務が進む中で、オンオフを問わずに使えるラグジュアリースポーツウォッチが現代のライフスタイルにぴったりフィットしている。
また1970年代のラグジュアリースポーツウォッチのデザインは、誕生からすでに半世紀近くが経過していて、時計愛好家ではない、こうした名門の定番ウォッチであることを知らない人々、若い世代の人々にとって「これまで見たことがない新鮮なもの」であることも、ブームになった大きな理由だろう。
そしてこうした「人気」にはドライブがかかるもの。どんな流行にもその背景には必ず「みんなが欲しい、みんなが良いというものが欲しい」という“欲望のコピー”現象がある。
とはいえ、対象になった時計が素晴らしいものであることは言うまでもない。
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