WGPの遺伝子を受けついだ海外専用2ストマシン ヤマハ「RD350」が海外オークションに登場 80年代の“極上モデル”その落札価格とは
走行距離2万km以下のフルノーマル車
RD350 YPVSは日本国内の販売はなく、海外専売モデルです。
この個体はフルノーマルで、走行距離は1万9527kmで、その距離でメンテナンスを経ているということ。
そのためか、外装のカウルを含めた目に見える部分は非常に綺麗な状態が保たれていることが確認できます。

当時のヤマハらしいレッドとホワイトのカラーリングは、ホイールも含めて発色が綺麗に出ています。マフラーのチャンバーの黒色塗装も剥げているような箇所は見られません。
メーター・ハンドル・シートといったライダーが見たり触れたりする部分の状態も良好です。
まるで博物館に展示してあったかのように隅々まで磨かれています。
ちなみにエンジンのスペックは、350ccながら53PSを発生します。
2024年現在でやまはがラインアップしている320ccのフルカウルスポーツ「YZF-R3」が42PSなので、RDがいかにハイパワーマシンかが分かります。
このハイパワーの実現に貢献しているのが、車名にもある「YPVS」という機構です。
「ヤマハパワーバルブシステム」の略称で、4ストロークエンジンでいう可変バルブタイミング機構と考えて良いでしょう。
排気ポート部にバルブを設けて、エンジンの回転数に応じてバルブを回転・スライドさせて、排気のタイミングをコントロールするという機構です。
ハイドロカーボンがおおく排出されてしまう2ストロークエンジンの排ガス問題を改善するための機構として考案され、レースマシンに応用し鍛え上げた機構です。
1980年代のWGPを席巻したヤマハのファクトリーマシン「YZR500」もYPVSを採用していました。
RD350は、モータースポーツの遺伝子を持つロードスポーツマシンといえます。
※ ※ ※
1987年台のバイクが、フルノーマルで綺麗に残っているということ自体が稀有な例ではないでしょうか。
歴代のオーナーがいかに大切に保管し乗ってきたかが分かります。
この個体は5250ユーロで落札されました。日本円に換算すると、約91万4000円です。
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