海辺で混浴!? しかも絶景露天風呂! オレンジのにごり湯が特徴的な青森「黄金崎不老ふ死温泉」とは
●日本海の目の前に建つ、全室オーシャンビューの宿
皆さんは、絶景露天風呂と聞いて、どんなロケーションをイメージしますか?
山あいの緑豊かな景色を思い浮かべた方も多いと思いますが、海沿いの開放的な光景を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
世界一の温泉大国である日本は、周囲を海で囲まれた島国でもあります。海岸沿いに温泉が湧いていれば、海の景色を望むお風呂に入りたくなりますよね。
青空と海と温泉を一度に見渡せる絶景は、心がスーッと洗われていくことでしょう。はるか遠くに見える水平線や、朝日、夕日などもロマンがありますよね。
今回は、そんな海沿いの絶景露天風呂を堪能できる、青森県の「黄金崎不老ふ死温泉」をご紹介します。
こちらは、オレンジ色のにごり湯と、ダークブルーの日本海、パステルブルーの青空のコントラストが美しい温泉です。

「黄金崎不老ふ死温泉」は、青森県の日本海側、深浦町にたたずむ一軒宿。
温泉はもちろん、新鮮な海の幸など地元の食材を楽しめるお宿です。
白とクリーム色を基調としたモダンな外観の建物は、海まで数メートルの立地。本館と新館が横並びの長々としたつくりです。
約70室ある客室は、なんとすべてがオーシャンビュー。窓を開ければ、潮風や波の音、潮の香りが一気に押し寄せ、それだけで旅情を高めてくれます。
●青森の豊富な食材を堪能! マグロ、ホタテ、アワビなど網元ならではの新鮮な海産物が絶品
まずはお食事からご紹介します。こちらのお宿は、漁網や漁船を持つ「網元」でもあり、海産物の種類の豊富さと鮮度の良さは特出しています。
この日の夕食は、ホンマグロ、ハマチなどのお造り、ホタテの浜焼き、マトウダイの味噌付け焼き、海鮮陶板焼き、活アワビの踊り焼きなど、評判通りの海鮮尽くしのメニューでした。
活アワビは字のごとく生きたままで、逃げないようにアワビの上に置かれたガラスケースにへばりつき元気よく移動している様は、愛らしい姿でした。
そんなアワビに情が移り、食べるのが申し訳なかったですが、心を鬼にして器に火を入れます。
出来上がると、すっとナイフが入るくらいにやわらかく、プリっと弾力のある食感と、海の旨味が凝縮された味わいは絶品でした。
そのほか、青森県産米「つがるロマン」や、弘前産のりんご酒、雪下人参(せっかにんじん)のシャーベットなど、地元の食材をふんだんに使った料理を堪能することができます。

●それぞれ趣きの異なる3カ所のお風呂! オレンジ色の塩化物泉がかけ流し
お風呂は、内湯のみの本館大浴場「黄金の湯」、内湯と露天風呂完備の新館大浴場「不老ふ死の湯」と、波打ち際にある「海辺の露天風呂」の3か所。
2つの源泉を有していますが、泉質はどちらも同じ、含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉です。
海水並みに濃い塩分濃度の温泉で、なめると強烈に塩辛いのが特徴。その塩分がお肌をベールのように包み込むことで、保温と保湿効果は抜群です。
鉄分も多いことから、それが空気に触れてエイジングすることで、鮮やかな「オレンジ色」のにごり湯に深化します。
源泉温度が高いため、加水こそしていますが、それぞれのお風呂で循環しない「かけ流し」で提供されているのが嬉しいポイントですね。

●オレンジのにごり湯とダークブルーの日本海にスカイブルーの空! 絵画のようなコントラストが美しい
不老ふ死温泉のハイライトといえる「海辺の露天風呂」は、ひょうたん形の混浴風呂と楕円形の女性用風呂の2カ所。
本館から外に出て30メートルほど歩いた先にあります。眼前に広がる日本海からは波の音や潮風、潮の香りをダイレクトに感じられ、その臨場感は圧巻です。
海の1メートル手前につくられた湯船には、「オレンジ色」のにごり湯がたっぷり注がれ、まぶしいくらいに輝いています。
そんな温泉につかりながら海へ視線を上げると、ダークブルーの海と、スカイブルーの空のコントラストが美しく、絵画のような絶景が広がっています。
この芸術的な景色を望みながらの湯浴みは、心の汚れやトゲがスーッと磨かれて洗い流される感覚に。なんだか日々の悩みがちっぽけに感じ、そんなことどうでもよく思えてくるから不思議なものです。
【黄金崎不老ふ死温泉】
住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
電話番号:0173-74-3500
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