30周年を迎えたロジェ・デュブイから鳴り響く“悪魔の和音”!? 圧巻の造形美を備えたグランドコンプリケーション第2弾が至高な理由【W&W2025 #04】
●30周年記念モデルが体現する創業者の情熱
1995年創業のロジェ・デュブイは今年30周年という節目の年を迎えます。
ロジェ・デュブイ氏は2017年に亡くなりましたが、後進の育成にも力を注いだ氏の情熱がこのたび、第2のグランドコンプリケーション作品「エクスカリバー グランドコンプリケーション」として結実。スイスで開催されている時計市「ウォッチズ アンド ワンダーズ 2025」で発表されました。
45mmのピンクゴールド製ケースに三大複雑機構を備えますが、そのうちのひとつ、永久カレンダーの曜日と日付表示はいずれも半月状に針が行き来するバイレトログラード表示となっており、これはロジェ・デュブイと時計職人のジャン-マルク・ヴィダレッシュ氏が共同で取得した特許技術をベースとしたもの。

シリーズを象徴するスケルトン針がセミインスタントジャンプ機能とともに搭載されており、その傍らには月表示ディスクと年表示が配されるという構成。
西暦2100年までは手動補正が不要で、補正後はさらに100年もの間正確に駆動するという驚異的な精度を実現しています。
そして、視覚だけでなく耳も楽しませてくれるのが、ミニッツリピーターの搭載。三大複雑機構の中で最も高度とも言われる機構ですが、今作ではその音色に中世では“悪魔の和音”とまで呼ばれていた不協和音“三全音(トライトーン)”を採用。
神秘的でニュアンスのある響きゆえに、聴く者の注意をしっかりと引き付け、低音で時間、高音で分、両音が15分を知らせます。
また、このミニッツリピーターには誤作動による損傷を防ぐべく、プッシャーを完全に押し込んだ状態でのみ作動する「オールオアナッシング」メカニズムも搭載。
6時位置には重力と姿勢差の影響による精度への影響をキャンセルするフライングトゥールビヨンを搭載。
ケルト十字からのインスピレーションによりデザインされたこのトゥールビヨンは、ロジェ・デュブイの多くのモデルに搭載され、至上の満足感と機能美を生み出すメゾンのシンボルとなっています。
ウォッチメイキングの極地とも言える「エクスカリバー グランドコンプリケーション」は世界限定わずか8本のみでの展開となり、価格もまさに桁違いの1億472万円(税込予価)。
真の時計愛好家、そして創業者ロジェ・デュブイ氏の夢に捧げた壮大なトリビュートとなる傑作ウォッチとなっています。
●製品仕様
「エクスカリバー グランドコンプリケーション」
・価格(消費税込):1億472万円(予価)
・品番:Ref. DBEX1179
・限定数:ブティック限定 8本
・ケース径:45㎜
・ムーブメント:自動巻き
・ケース:ピンクゴールド製ケース
・機能:永久カレンダー、ミニッツリピーター、フライング・トゥールビヨン、曜日と日付のバイレトログラードによるカレンダー表示、ディスクによる月と閏年の表示
・文字盤:黒いトップと白い研磨された斜面に転写されたミニッツトラック、中央に白いSLNを備えた研磨され金メッキされた時針と分針
・ストラップ:ピンクゴールド製フォールディングバックルとブラウンのカーフストラップ
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