ボディサイドの“フィン”がカッコいい! 最後の「テスタロッサの系譜」がオークション登場 30年前の「真っ赤なフェラーリ」とは
テスタロッサの最終進化形がF512Mだった
まもなくアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される、RMサザビーズのオークションに、1995年型のフェラーリ F512Mが出品されます。どんなクルマなのでしょうか。

1980年代後半の“スーパーカー第2黄金期”を代表する1台、フェラーリ「テスタロッサ」は、いまでも多くのクルマ好きに知られています。
ですが、その進化形である512TRやF512Mの名は、意外と知られていません。
テスタロッサは1991年、「512TR」に進化しました。ただ外観もパワートレーンも大きくは変わらなかったので、マイナーチェンジのように思われていました。
そして1994年、512TRは「F512M」へと進化します。Mはイタリア語でモディファイを意味するモディフィカータの頭文字です。生産台数は501台と希少なモデルです。
テスタロッサから続くボディサイドのフィンは継承されましたが、ヘッドランプは固定式になり、テールランプのデザインが変更され、スピードライン社製の18インチ スパイラルホイールを装着していました。
4943ccのフラット12エンジンはリファインされ、434馬力を発生しました。
ゲート式の5速MTを駆使すれば、0-62mph(約100km/h)加速は4.7秒、最高速度は196mph(約312km/h)に達しました。
今回の出品車は左ハンドルで、1995年4月にドイツの販売店に納車されました。
ボディカラーはレーシングレッド、インテリアはブラックのレザーというクラシックなコンビネーションでした。
このF512Mは最初のオーナーが10年間維持した後、モナコやカンヌで整備され、2005年6月にオークションに出品されました。その後、2015年10月から英国で登録されたのち、2019年9月に売却されてアラブ首長国連邦(UAE)に渡りました。
UAEのドバイで定期的にメンテナンスされ、2019年11月から2023年3月にかけて、燃料タンクとスロットルボディの清掃、エアマスセンサーやクランクセンサー、カムセンサー、アイドラーコントロールバルブ、燃圧レギュレーターなどが交換されました。
現在までのメンテナンスの記録簿とオーナーズマニュアルが付属しています。
今回のカタログ掲載時の走行距離は3万4610kmでした。
現在、フェラーリのフラッグシップモデルとしてエンジンをミッドシップ搭載したモデルは、このF512Mが最後となっています。
そんな貴重な1995年型のフェラーリ F512M、オークションでの落札価格は40万〜50万USドル(1USドル=約145円として、約5800万円〜7250万円)と予想されています。
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