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映画“バック・トゥ・ザ・フューチャー”公開から40年 未来感ある1台がオークション登場 走行1300キロの「極上デロリアン」現在の価値とは

蘇った最終年式デロリアンDMC-12の希少価値

 2025年4月30日に落札された今回のデロリアン「DMC-12」は、走行799マイル(1286km)という新車同然の距離と2万2000ドル以上の整備記録を併せ持ちます。

 一体、いくらで落札されたのでしょうか。

米国オークションに登場、落札された1983年式デロリアン「DMC-12」
米国オークションに登場、落札された1983年式デロリアン「DMC-12」

 DMC-12は1981年に登場しました。GM副社長を退いたジョン・デロリアン氏が理想を形にするため創業したデロリアン・モーター・カンパニーが送り出した唯一の市販車です。

 ジョルジェット・ジウジアーロ氏による無塗装ステンレスパネルとガルウィングドアは未来感を演出し、ロータスが手掛けたバックボーンフレームとFRPアンダーボディが骨格を支えました。

 エンジンはPRV製2.85リッターV6で最高出力130馬力、当時の価格は2万5000ドルと高かったものの販売は好調でしたが、景気悪化と創業者の逮捕騒動が重なって1982年に会社は破産しました。

 世代交代はなく生産は1983年までに終了し、生産末期ロットの5速マニュアル車は希少です。

 そして、今回の車両はまさに最終年式で、低走行と手厚い整備履歴が際立ちます。

 外装はオリジナル意匠を保ちながらフロントフェイシアとリアルーバーをアルミ材で補強し再塗装、フロントガラスフレームも再仕上げされました。

 左クォーターパネルと右上部に小さなピット、フロントガラス右側に擦り傷が残るもののステンレスパネルのヘアラインは均一です。

 ホイールは前14インチ後15インチのタービンスタイルで2024年製ハンコックKinergy ST H735タイヤを履きます。ブレーキは四輪ディスク式ですが長距離走行前に点検を要し左後輪リムに小さな欠陥があります。

 室内はグレー革バケットシートと新調カーペットが清潔感を演出し、AピラーとBピラーのトリムおよび外側ドアシールも交換済みです。

 装備はエアコン、カセットステレオ、電動ウィンドウ、集中ロック、電動ミラー、チルトテレスコピックステアリングを備え、左窓モーターとレギュレーターは2024年7月に新品へ交換されましたが助手席ドアライトは不点灯です。

 メータークラスターは時速85マイルスピードメーターと6500rpmタコメーター、各種補器類を統合し、走行距離計は799マイルを表示します。

 そのうち約22マイル(35km)は現オーナーが加えたもので、新車同然の状態が保たれています。

Next高騰する他のスーパーカーと比べると比較的手ごろな価格で落札
Gallery 【画像】これに乗ったら時空を旅できる!? 低走行のデロリアン「DMC−12」を写真で見る(29枚)

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