「辛いがウマい!」の連続波状攻撃がたまらない|湖南料理の名店「中国料理 味芳斎」(芝大門)【遠くても行きたい町中華#20】
東京タワーと同じ年に開業。湖南省出身、祖父の味を受け継いで67年
都営浅草線の大門駅から徒歩3分ほどの場所にあるのが「中国料理 味芳斎」。ランチタイムには行列ができる人気店です。
人気の理由の一つが、絶品の『旨辛』を堪能できること。土曜日や週末には、辛いもの好き、辛いものマニアの人たちが遠くからもやってきます。
「創業は東京タワーと同じ昭和33年(1958年)。元々祖父は湖南省常徳で、漢方医の商家に生まれました。そのため、日々の食事で体を整えることが大事と考え、日本でも『医食同源』を伝えるために本場さながらの薬膳料理を提供していたんです」と話すのは、3代目の藤山慶太さん。

「湖南料理は中国八大料理の一つで、痺れはないけれど、辛さに特化しているのが特徴です。味芳斎では、湖南料理の伝統的な味わいに薬膳や唐辛子を多用し、辛さの効いた『鮮辣』の強烈な風味を活かした料理を提供しているんですよ。辛さの奥に宿る香辛料の織りなす複雑な香りと、旨味を逃さない独特な調理法を楽しんでいただきたいですね」
華やかな辛さと奥深い旨みを楽しめる、味芳斎に来たら絶対に注文したい3品を紹介します。

人気No.1、店の顔とも言える「麻婆豆腐」
味芳斎に来たら、まずはこれ! というのが麻婆豆腐。
「四川とは違う麻婆豆腐で、豆腐を崩しているのがこだわりですね。豆腐をしっかりと炒め、タレと一体化させることで、味がぼやけないようにしています」
豆板醤、薬味、自家製の山椒油で作るタレに、豚ひき肉、ネギ、豆鼓などで作る麻婆豆腐は、口に入れた途端、山椒の香り、そして後から一気に辛味がやってきて、最後に旨みが口の中いっぱいに広がります。
すっごく美味しい! でもすっごく辛い! 豆腐が崩れているからこその味の一体感。慌ててかき込むゴハンが甘く感じます。
「麻婆豆腐は昼だけで100食近く注文が入りますね。店頭でお持ち帰り用の冷凍麻婆豆腐を販売していますが、ネットの通販もあるので、店のHPをぜひチェックしてください」
ちなみにサイトでは1袋950円、3袋2,850円(送料別)、店頭で買う場合も1袋950円で、6袋まとめ買いすると1袋サービスになります。

真っ赤なスープでインパクト大! 紅焼牛肉がのった「牛肉麺」
そして、麺料理を頼むならこれ! というのが「牛肉麺」。しっかり煮込まれた牛肉がゴロゴロのった、食べ応えのある一杯です。
「スープは豚ガラ、タレは醤油ダレですね。麺は中細のストレート麺、具は牛肉のほかに、もやし、キクラゲ、ネギになります」
さっきの麻婆豆腐がまろやかな味わいなら、こっちはキリッとした味わい。中細麺がスープをしっかりと持ち上げ、一気に辛さと旨さが口の中に広がります。
スッとほぐれる紅焼牛肉と、もやしのシャキシャキ感が対照的でいいバランス。ビシッと辛い。でもすっごく旨い。食べ続けているうちに顔から汗が吹き出してきます。
「紅焼牛肉は湖南地方の作り方を、祖父がアレンジしたものになります。牛のホホ肉を煮込んで柔らかくし、辛い・旨い・深みのある独特の味わいに仕上げていますね」
食べながら顔の汗がダクダクになっていると「これは汗をかかせる辛さ、突き抜ける辛さにしています。汗をかくことは薬膳に通じますからね」、とにっこり話す3代目。ですよね〜。食べ終わる頃には汗、すごいことになっています。

ニラたっぷり、レバーとのバランスが絶品! 「ニラレバー炒め」
3品目はニラレバー炒め。ちなみにレバー料理はピーマンレバー炒め1,500円やレバー野菜炒め1,400円などもあり、月・水・金はピーマンレバー炒め、火・木はニラレバー炒めがランチの定食で食べられます。どちらもライス・スープ付きで1,100円です。
これ、レバーが主役のように見えて、真の主役はニラ! ニラを美味しく食べるために、臭みゼロ、カリッと揚がったレバーがサポートしている、という感じ。
レバーもとても美味しいんだけれど、ニラがとにかく旨い! ニラの良さを最大限に活かした一皿です。
なのでレバーのクオリティの高さを味わいつつ、大量のニラをシャキシャキと楽しむ。そして白いゴハン! からのスープ!! もちろんディナータイムなら、生ビール600円や紹興酒550円〜などのお酒にもとても合いそう。ニラとレバーの火通しも味付けも完璧です!

ランチタイムは、ライス大盛り+50円、おかわりは+100円、そしておかず大盛りは+300円。
もし辛いのがあまり得意ではない、という場合は、最初からゴハン大盛りで頼んで旨辛ゴハンを堪能するのもあり。
「来店時に着替えのシャツを持参して、食べ終わって汗をたっぷりかいた後、洗面所で着替えてから帰られるお客様もいるんですよ」
それはかなりの常連テク! 汗をかくこと前提で料理を楽しみに来店しているんですね。
辛いだけではなく、旨みもしっかり感じられるし、何より食材の良さを引き立てている美味しさ。行列ができるのにも納得です。
そして、芝大門という東京のど真ん中で、これだけ本格的な湖南料理をランチ定食1,000円〜で食べられるのはありがたい!

次回は特選料理の「牛肉辛子旨煮」などの辛子料理を楽しむか、焼き餃子や棒棒鳥などの前菜から始めて麺で締めるか。でも麻婆炒飯や麻婆豆腐丼、牛肉飯も気になる!
そしてもちろん、顔を拭くタオルと着替えのシャツ、持参して行きます!
中国料理 味芳斎
住:東京都港区芝大門1-4-4 ノア芝大門 B1F
TEL:03-3433-1095
営:11:00〜15:00(LO 14:30)、17:30〜22:00(LO 21:00)、土曜祝日11:00〜15:00(LO 14:30)、17:30〜21:00(LO 20:00)
休:日曜(臨時休業あり)
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