高速料金が最大半額戻ってくることも!? 利用率95%を超えるETC 高速道路を走る前に必ず登録しておくべき“無料”のサービスとは
「ETC休日割引」の新ルール導入は7月末まで延期
夏のレジャーシーズンが近づいています。
海の日や山の日にからむ連休や、お盆の時期、どこかクルマで遠出を考えている人も多いでしょう。その際、やはり気になるのが、お出かけにかかわる出費です。

クルマを使う上で不可欠なガソリンの価格は、5月22日(木)からはじまった新たな「ガソリン補助金(当初1リットルあたり7.4円、最終的に同10円)」の効果で、5月最終週以降は落ち着きを見せ、6月には171円台〜172円台(レギュラーガソリン、全国平均)と、2023年6月〜7月以来の安値水準となっています。
イスラエルとイランの対立による中東情勢は予断を許しませんが、いったんは沈静化したことから、大幅な原油値上がりとなるシナリオは回避された形です。
またクルマでのお出かけでのもうひとつ大きな出費となる高速道路の通行料金は、「ETC深夜割引」の見直しにより、“実質値上げ”の可能性もありました。
これまでETC深夜割引は「0時から4時までの間に高速道路を走っていれば通行料金を3割引」となっていました。
しかしこの夏、適用時間帯を拡大しつつも「その時間帯で実際に走った距離にあたる通行料金についてのみ3割引」という、実質的な“値上げ”が予定されていたのです。この変更はそもそも2025年3月末に予定されていましたが、システム開発の遅れにより7月末まで延期となっていたのです。
ただこのスケジュールも、4月に起きたNEXCO中日本のシステム障害への対応を理由に再延期となり、この夏休みシーズンはこれまでと同じETC深夜割引が用いられることになります。
ただその一方で、ETC割引でレジャー利用の多い「ETC休日割引」は、その適用範囲が狭められていることを知っているでしょうか。
ETC休日割引は2023年度には「ゴールデンウィーク」「お盆」「年末年始」が適用除外となり、2024年度にはさらに秋の「シルバーウィーク」も除外の対象として追加されました。そして2025年度は「3連休」も加わっているのです。
そのため7月から9月にかけては7月19日(土)〜21日(振休)、8月9日(土)〜11日(祝)、8月16日(土)〜17日(日)、9月13日(土)〜15日(祝)、9月20日(土)〜21日(日)、23日(祝)が適用除外となります。
また高速道路が“乗り放題”となる「ETC周遊パス(ドラ割/NEXCO東日本、速旅/NEXCO中日本、みち旅/NEXCO西日本)」も、ETC休日割引と同等以上の適用除外日が設けられています。
つまり、“高速道路を安く利用する方法”は、年々狭められていると言っていいでしょう。
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