8億円超えなるか? フェラーリ「エンツォ」譲りのV12エンジン搭載 世界にわずか50台のマセラティ「MC12ストラダーレ」が米国オークションに登場!
フェラーリ譲りのV12と“GT1の血統”を受け継ぐ、マセラティ復活の象徴
米国ブロードアローオークションズは、2025年8月13日と14日に米国カリフォルニア州で開催される「モントレージェットセンター2025」において、低走行の2005年式マセラティ「MC12 Stradale(ストラダーレ)」を出品すると発表しました。

2000年代初頭、マセラティがGTレースの世界に復帰するために生み出した「MC12」は、同時代のフェラーリ「エンツォ」をベースに設計されたホモロゲーションモデルです。FIA GT選手権のGT1クラス参戦を見据えて企画されたMC12は、フェラーリが当時マセラティを傘下に収めていたことから、開発と生産もマラネロの主導で進められました。ホモロゲーション取得のために生産されたロードカー「MC12ストラダーレ」は、世界でわずか50台しか存在しない極めて希少なモデルです。
エンツォに対し、MC12は全長を約442mm、全幅を約66mm、ホイールベースを約150mm延長。全高も約56mm高く設計されており、見た目にも迫力あるプロポーションが際立ちます。ボディサイズは全長5143mm×全幅2096mm×全高1205mmで、ホイールベースは2800mmと、スーパーカーのなかでもひときわ存在感があります。
カーボンファイバー製のボディは、空力特性と冷却性能を最大化するためのデザインで構成されており、サーキット由来の性能がロードカーにそのまま落とし込まれています。シャシにはカーボンモノコックを中心に、プッシュロッド式サスペンションを採用。パワーユニットは最高出力630馬力・最大トルク652Nmを発揮する6リッターV12自然吸気エンジンに、6速セミAT「カンビオコルサ」を組み合わせています。
0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は330km/hに達します。ボッシュ製の電子制御デバイスとブレンボ製のブレーキシステムも採用され、制動力と安全性も高い水準にあります。
今回出品される個体は2005年製の後期型で、「ビアンコ・フジ×ブルー」の伝統的なカラースキームを纏っています。内装はブルーレザーとBrighTex(ブライテックス)素材の組み合わせで仕立てられ、現時点での走行距離はわずか1万1500kmあまり。米国では2014年にニュージャージー州で登録され、デラウェア州からカリフォルニア州へと移動しながら、正規ディーラーや専門工場で定期的な整備が行われてきた記録が残っています。
さらに2025年7月には、英国のGTOエンジニアリングにより約7万ドル(日本円で約1029万円)をかけた大規模なメカニカルリフレッシュを実施。エンジンとミッションマウントの交換やオイル/ウォーターポンプの再構築、ステアリングラックの整備、ブレーキや各種オイルの交換などが行われ、コンディションは申し分のない状態に仕上げられています。
オークションでの落札予想価格は480万ドルから550万ドル(日本円で約7億560万円から8億850万円)に設定されています。
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