落札予想は13億円!? 走行距離わずか1287kmのブガッティ「ディーヴォ」が米国オークション登場 世界限定40台の“曲がるハイパーカー”とは
シロンを超える“旋回性能”を追求したコーチビルドモデル
英国のオークションサイト「ボナムズ カーズ」は、2025年8月15日に米国カリフォルニア州で開催される「ザ・クエイル・オークション2025」において、2020年式のブガッティ「Divo(ディーヴォ)」を出品すると発表しました。

ディーヴォは、2018年に世界初公開されたブガッティ初のコーチビルド・ハイパーカーであり、ブランドの原点回帰ともいえるプロジェクトです。ベースとなるのは「シロン」と同じく、7993ccのW型16気筒クワッドターボエンジン。最高出力1500馬力・最大トルク1600Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか2.4秒、最高速度は380km/hに制限されています。
ディーヴォが目指したのは、最高速ではなく“旋回性能”です。固定式リアウイングや新設計の空力デバイスによって、合計456kgものダウンフォースを発生。シャシやサスペンションはよりハードにチューニングされ、35kgの軽量化も実現しています。その結果、シロンよりもワインディングやサーキットで俊敏な動きを可能にし、まさに「曲がるブガッティ」としてのキャラクターを確立しました。
インテリアもまた特別です。アルカンターラやアルマイト化された金属パーツ、カーボンファイバーが贅沢に使われ、助手席のシートバックには創業者エットーレ・ブガッティの弟、彫刻家レムブラントへのオマージュとして象のレリーフがあしらわれています。コクピットは広く、操作系はレーシングカー譲りの明快さを備えながらも快適性も確保されています。
今回オークションに出品される2020年式ディーヴォは、世界限定40台のうちの一台で、初めて市場に出る個体です。新車時にフロリダ州の正規ディーラーから納車され、これまでにふたりのオーナーが所有。走行距離はわずか800マイル(約1287km)以下という極上コンディションを維持しています。
また車両は、ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館で開催された特別展「ハイパーカーズ(Hypercars: The Allure of the Extreme)」にも展示された経歴を持ち、コレクターズアイテムとしての価値をさらに高めています。現在はアフターマーケットホイールを装着していますが、純正ホイールとミシュラン製のタイヤもほぼ未使用の状態で付属。車両マニュアルと専用ブックレットも揃っています。
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なお、落札予想価格は700万ドルから900万ドル(日本円で約10億円から13億円)に設定されています。限定台数と状態の良さ、展示歴などを考慮すれば、世界中のコレクターから熱い視線を集めることは間違いないでしょう。
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