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スーパーカーブーム以前の最高級モデル!60年前の「青いフェラーリ」がオークションに登場 「500スーパーフェスト」の気になる落札価格とは

1965年式「フラッグシップフェラーリ」が高値で落札

 米国カリフォルニア州モントレーで開催されたRMサザビーズのオークションに、1965年型のフェラーリ 500「スーパーファスト」シリーズIが出品され、高値で落札されました。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに登場、日本円で約2億1237万円で落札された1965年式フェラーリ「500スーパーフェスト シリーズI」(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに登場、日本円で約2億1237万円で落札された1965年式フェラーリ「500スーパーフェスト シリーズI」(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 フェラーリ 500「スーパーファスト」は、1964年のジュネーブモーターショーで発表された、当時のフラッグシップモデルです。

 前身である、400「スーパーアメリカ」の発展モデルで、ランプレディとコロンボのふたりが開発したエンジンのイイトコ取りをした4963ccのV12は、400馬力を発生しました。

 500スーパーアメリカは、最初のモデルとなるシリーズIが25台、1966年に登場したシリーズIIが12台作られました。

 今回の出品車は、シリーズIの14台目、シャシナンバー「6303SF」で、1965年の春に英国の有名な輸入業者が注文しました。

 5速MT、フロントフェンダーの3つのエアダクト、キャレロ製のターンシグナルを備えた最新の仕様でした。

 リアシートの廃されたフル2シーターで、しかも最初の所有者が海外で使用することを意図した左ハンドル仕様でした。

 このクルマは納車後すぐに事故に巻き込まれ、修理の過程で売却され、1969年には米国に渡りました。

 米国に渡ってからも何人かの所有者を経て、2000年から2004年にかけてレストアされています。

 2005年に手に入れたオーナーは、2007年のモントレー カーウイークで「ザ・クエイル モータースポーツ ギャザリング」に展示しました。

 現在の所有者であるフェラーリ愛好家は、10年前にこの500スーパーファストを手に入れました。

 最近、カリフォルニア州のスペシャリストにより、フルレストアが施されました。

 ブルー ノッテと呼ばれるボディカラーにナチュラルのレザーインテリアというオリジナルの状態に復元され、エンジンやトランスミッションなど、主要な部品はオリジナルのままです。

 これはフェラーリ・クラシケにより確認されており、合計額で84万ドル以上にもなる請求書が、その実施作業を証明しています。

 現在も細部に至るまで極めて美しい状態を保っており、フェラーリ ファンの賞賛に値する1台となっています。

 この1965年型のフェラーリ500スーパーファスト、オークションで144万6000ドル(日本円で約2億1237万円)で落札されました。

Gallery 【画像】60年前の「最高級フェラーリ」2億円超えで落札された「500スーパーフェスト」を写真で見る(35枚)
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