「えっ、38億円超えだって!?」オークションで落札された新車フェラーリの史上最高額を達成! 特別なスーパーカー「デイトナSP3」ってどんなクルマ?
599台限定のモデルがさらに「1台」追加され新車で登場
伊フェラーリは2025年8月16日、米国カリフォルニア州モントレーで開催されたRMサザビーズ主催のオークションにて、「デイトナSP3」が史上最高額で落札されたと発表しました。
どんなクルマなのでしょうか。

フェラーリは2018年から「イコナ」シリーズを発表しています。行こなとはイタリア語で「アイコン」を意味し、フェラーリの伝説的なレーシングカーのデザインをベースに、最先端のエンジニアリングを融合させた限定モデルとなります。この伊古奈シリーズは、フェラーリのもっとも重要なオーナー向けに販売されます。
今回オークションに登場したデイトナSP3は、2021年に登場したイコナシリーズ第3弾モデルです。世界でわずか599台の限定生産モデルで、生産開始前からすでに予約済みとなっていました。
デイトナSP3は、1960年代に活躍したスポーツプロトタイプである「330P3/P4」をインスパイアした、シリーズ初のクローズドボディ採用モデルです。
自然給気式の6.5リッターV12エンジンをミッドシップ搭載し、7速DCTを組み合わせて、最高出力は829hpを発生します。
アクティブなエアロデバイスを装着せずに空力特性を最大限に効率化、車体下部に流れる空気を「煙突」のように排出する機能で、SP3は発表当時フェラーリ史上もっとも空力効率に優れたスーパーカーと呼ばれています。
強力なパワートレーンと空力特性に優れたボディデザインにより、0−100km/h加速は2.8秒、0−200km/h加速は7.4秒を達成しました。
今回の出品車のシリアルナンバーは「599+1」、つまり限定生産にさらに追加された1台です。つまり、新車となります。「599+1」を証明するシルバーのプレートも付けられています。
フェラーリ テーラーメードチームによって開発され、随所がカスタマイズされています。
出品されたデイトナSP3は米国仕様で、ボディの左半分は黒いカーボンファイバーが剥き出しで、右半分はジアッロ モデナという黄色に塗られています。
車体の前から後ろまでに描かれた「FERRARI」のロゴは、フェラーリのロードカーとしては史上初のものです。
前20インチ/後21インチの鍛造ダイヤモンドリムのホイールを履き、プレーキキャリパーもボディカラーと同じジアッロ モデナに塗られています。
インテリアでは、シートにはリサイクルタイヤから開発された最先端の生地が用いられ、黄色いシートベルトとヘッドレストに刺繍された跳ね馬が引き立てています。
さらにこの1台には「マラネロクラッチ」と呼ばれる、フェラーリのシルエットからインスパイアされた唯一無二のカーボン製クラッチバッグも装備しています。
このバッグは、内側はジアッロモデナのウルトラスエードライニングが貼られ、調整可能なチェーンストラップが備わっています。
さらに、フェラーリ公式ウインドーステッカー、オーナーズマニュアルと保証書、ツールキット、バッテリーコンディショナー、カバーキットが付属しています。
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