席を譲ったら逆ギレされた!? 優しさが誤解される電車マナーの“今” SNSでは「譲られたら逆に困る」といった声も…
公共交通機関における席譲りの現状
従来、公共交通機関では高齢者や妊婦、障害者などに席を譲ることが呼びかけられていました。特に優先席周辺では、こうしたマナーが社会的に求められることも少なくありません。
しかし、近年では、善意で席を譲ったものの断られる、あるいは反発されるケースが増加しているといいます。

内閣府の世論調査によれば、電車やバスなどの公共交通機関の優先席に座っているときに、優先席を必要とする人が近くにいることに気づけば、72.0%の人が「席を譲ろうと思う」と答えました。
しかし、譲らない理由として「譲ることが相手に失礼になる可能性がある」といった心理的障壁が大きく、34.7%の人が「体調不良やけがで優先席を必要としている場合」など、譲りたくても譲れない理由を挙げています。
さらに、SNS上では席譲りに関するトラブルが多く報告されています。
たとえば、妊婦と間違えられた場合に席を譲られたことで口論が生じたり、病気や体調により立つことが困難な場合に席を譲られると、断ることが難しくなったりするケースが増えているようです。
これらのトラブルは、個々の体調や状況に対する理解不足が根本にあるため、コミュニケーションの重要性が増しています。
また、「私がヘルプマークをつけている理由は、体調が悪くなったときに助けてもらうためで、譲られると逆に困る」といった声もみられました。
このように、見た目や表現が身体的な配慮を求めていることを示していても、周囲の人がそれに気づかない、または誤解することが少なくないようです。
また、過去には「臨月で立っている方が楽だと思って断った」という体験談もあり、譲る側と譲られる側の微妙な感情のズレが生じています。
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