生産台数わずか164台の希少モデル “赤い悪魔”と呼ばれた1984年式アウディ「スポーツクワトロ」がオークションで高値落札! ネットに寄せられる熱い思いとは
四輪駆動の優位性を示したアウディ「スポーツクワトロ」
1984年型のアウディ「スポーツクワトロ」が、米国カリフォルニア州のモントレーで開催されるRMサザビーズのオークションに出品され、落札されました。
この車両に対して、ネットではさまざまな反響が飛び交っています。

今回の出品車、わずか164台しか生産されなかったスポーツ クワトロのうちの1台である「赤い悪魔(レッドデビル)」は、1986年に納車されました。
その後、アウディスポーツ(アウディのモータースポーツ部門)のエンジンビルダーであるハインツ・レーマン氏によってチューンされました。
ポート加工および研磨されたシリンダー ヘッド、より高温のカムシャフト、モトロニックECUや最適化されたターボチャージャー、吸排気系などの強化により、最高出力はスタンダードから145ps以上アップした449ps、最大トルクも466Nmを発生しました。
この赤い悪魔が最も注目を集めたのは、1991年6月に開催された、フェラーリクラブofアメリカ主催の有名な5.2マイル(約8.3km)のバージニアシティ ヒルクライムでした。
マラネロの最高峰ロードカーが勢ぞろいしたエントリーリストの中で、この赤いスポーツクワトロはF40に12秒、兄のスティーブ・ベドー氏が駆る白いスポーツクワトロ「F40キラー」にも4秒差をつけて優勝しました。
この驚異的なスポーツクワトロは、引退後もアウディのスペシャリストによって、ほとんど運転もメンテナンスもされずに維持されてきました。
貴重な書簡や技術資料が数多く付属するレッドデビルは、大切に保管するだけでなく、ヒルクライムやオートクロス、ラリーなどのイベントを楽しんできました。
※ ※ ※
そんな1984年式アウディ「スポーツクワトロ」について、ネット上ではさまざまな反響が見て取れます。
「今見てもカッコいい」、「いつも思うけどこのデザインのコンセプトで市販車でないかな」、「スポーツクワトロはアンバランスな美しさがある」、「一度でいいから乗ってみたいです」といったポジティブな意見が多くあり、沢山の人が興味を持っているようです。
この1984年式アウディ スポーツクワトロ、落札予想価格は40万ドルから50万ドル(日本円で約5870万円から約7340万円)でしたが、最終的には64万3000ドル(日本円で約9442万円)で落札されました。
アウディの栄光あるモータースポーツ史を築き上げてきた達人たちによって新車から改造された赤い悪魔は、クワトロ4WDシステムによるパフォーマンスを発揮し、当時もっとも高性能なスーパーカーを見事に屈服させました。
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】