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世界599台限定の「真っ赤なフェラーリ」がオークションに登場 670馬力のV12エンジン搭載 15年前の「599GTO」の気になる現在の価値とは

「599GTBフィオラノ」をベースにパワーアップ

 2025年10月18日にドイツのミュンヘンで開催されるRMサザビーズのオークションに、2010年型のフェラーリ「599GTO」が出品されます。

 どんなクルマなのでしょうか。

オークションに出品される予定の2025年式フェラーリ「599GTO」Maximilian Vogl(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品される予定の2025年式フェラーリ「599GTO」Maximilian Vogl(c)2025 Courtesy of RM Sotheby's

 フェラーリ599GTOは、599台の限定モデルでしたが、年を追うごとに注目が高まっています。

 ベースとなった「599GTBフィオラノ」よりも約100kg軽量化され、フェラーリではもっとも有名なサブネームである「GTO」が与えられました。

 エンツォフェラーリ由来の自然吸気6リッターV12エンジンは、599GTBのものより50psアップした670psを発生し、トランスアクスル式6速ATで後輪を駆動します。

 599GTOは、まさにスーパーカーがアナログからデジタルの時代へ移行する、そんな時期に登場したクルマでした。

※ ※ ※  

 今回の出品車は、2010年6月にフェラーリの公式ディーラーからフランス北東部在住のオーナーに新車で納車されました。

 ボディカラーはロッソコルサ(レーシングレッド)に、ルーフやフライングバットレス(キャビン後方の飛び梁)、サイドシルはグリジオ シルバーストーン オパコと呼ばれるマットグレーの2トーンでした。

 599GTOの多くはレザーやアルカンターラでインテリアを仕上げていましたが、このクルマのシート地は希少な黒いファブリックを採用していました。

 スモーク加工の20インチホイールの奥にはカーボンセラミックブレーキ用の黒いキャリパーが、そしてフロントフェンダー上部にはスクーデリアの跳ね馬エンブレムが埋め込まれています。

 最初のオーナーは、この599GTOを頻繁に乗り、2011年7月に最初の年次点検を受けたとき、走行距離は4787kmでした。

 その後、ドイツとスイスの国境に拠点を置くフェラーリセンターが専属で整備し、サービスブックには11回の点検スタンプが押されています。

 直近の2025年7月の点検では、走行距離は2万4745kmでした。

 それまでに何人かオーナーは代わっていますが、現在の販売業者は控えめに乗ったようで、今回のカタログ作成時の走行距離は2万4778kmでした。

 フェラーリ純正のバッテリーコンディショナーや、オーナーズマニュアルを収めたアルカンターラ製の599GTO専用フォルダも付属しています。

 21世紀初頭のフェラーリが生み出した逸品といえる、この599GTOは次の所有者が決まるのを待っています。

 この2010年型のフェラーリ 599GTO、オークションでの落札価格は72万5000ユーロ〜82万5000ユーロ(1ユーロ=約173円として、約1億2540万円〜約1億4270万円)と予想されています。

Gallery 【画像】市販車最強のV12 GTスポーツ! 2010年式フェラーリ「599GTO」ってどんなクルマ? 写真で見る(28枚)

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