スーパーカー世代には懐かしい! 53年前のミッドシップ2シーターが米国オークションに登場「サーキットの狼」にも登場したスカイブルーのマセラティ「ボーラ」とは
レストアで蘇った淡いブルーの1972年式ボーラ
今回オークションに登場した個体は、約314台しか生産されなかった4.7リッター仕様のうちの1台です。

イタリアで新車登録されたのち米国に輸入され、2015年にオーナーが交代。アルゼンチンで実施された大規模なレストアによって、ボディは淡いライトブルーに再塗装されました。
ルーフとAピラーにはブラッシュドステンレスのパネルが施され、黒いベルトラインモールやクロームバンパー、ポップアップ式ヘッドライトなどがデザインを際立たせています。
そして、足もとは15インチのカンパニョーロ製ホイールにBFグッドリッチ製ラジアルタイヤを装着。エンジン後方にはスペアホイールを格納し、ブレーキは前後ともベンチレーテッドディスクを採用しています。
これらの仕様により、クラシカルな外観の中に、当時の先進技術とメカニカルな美しさが同居しているスタイルに仕上がっています。
さらに、インテリアは全面的にブラックレザーで張り替えられており、シートやドアパネル、ヘッドライナー、カーペットまで統一感ある仕上がりです。
また、固定式バケットシートはホールド性と快適性を兼ね備え、センターコンソールにはカセットプレーヤーや灰皿が備わっています。
電動ウインドウも装備されていますが、運転席側の作動に不具合があるなど、半世紀を経たクラシックカーらしい味わいも残っているようです。
ならびに、ステアリングはレザー巻きの3本スポークタイプで、ベグリア・ボルレッティ製のメーター群には300km/hスケールのスピードメーターと5500rpmレッドゾーンのタコメーターを装備。
オドメーターには5万8000kmと表示されていますが、正確な総走行距離は不明とされています。
そして、搭載される4.7リッターV8エンジンは、レストア時にオーバーホール済みです。
2023年以降には点火系や冷却系のリフレッシュも実施され、ウォーターポンプやラジエーター、ホース類が交換されています。
また、トランスミッションはZF製5速マニュアルで、エンジンと同様に整備済み。動力性能と信頼性の両立が図られています。
なお、この個体は33件の入札を経て最終価格は11万500ドル(約1700万円)を記録しましたが、リザーブ価格には届かず未成約となりました。
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今回出品された1972年式の個体は、丁寧なレストアを経て良好なコンディションを保っており、クラシックモデルとして高い完成度を示していました。
最終的にリザーブ価格には届かず未成約となりましたが、希少性や整備履歴の確かさから、今後も市場で高い評価を受けることが予想されます。
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