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黄金に輝く茶室が“和”の精神を提供 箱根・芦ノ湖に新造船「箱根遊船 大茶会」が12月に就航 どんな遊覧船? ネットでの声とは

「お茶」をテーマにした新船が箱根・芦ノ湖に登場

 箱根遊船は、2025年12月に芦ノ湖を航行する新しい観光船「箱根遊船 大茶会(だいちゃかい)」を就航すると発表しました。

箱根遊船 大茶会 イメージ
箱根遊船 大茶会 イメージ

 大茶会は、「一杯のお茶」がもたらす“一期一会”をコンセプトとし、日本の伝統文化と現代的な体験価値を融合させた「新しいエンターテインメントシップ」だといいます。

 お茶を通じて人と人が出会い、特別な時間を共有する場として設計されており、自然と文化が共存する箱根ならではの魅力を体感できる内容です。

 たとえば、船内には、金色に輝く「黄金茶室」を中心に、提灯をモチーフとした照明で柔らかな光に包まれるゾーン、茶畑をイメージした開放的な屋外ベンチなど、趣向の異なる空間が設けられます。

 船は3階建て構造で、1階には売店と一般客席、2階には黄金茶室や屋外デッキ、3階には前後2か所の屋外デッキを配置。屋外デッキは縁側のような開放感を持ち、四季折々の風や香りを感じながらゆったりと過ごせる設計となっています。

 これらは訪れるたびに新たな発見があるようにデザインされており、まるで船内全体が一つの茶室のような構成です。

 そして、航路は箱根関所跡港から元箱根港、箱根園港、湖尻港までの約11.3km。季節や天候によって表情を変える芦ノ湖の景観を眺めながら、乗船そのものが特別な体験となるようにデザインされています。

 また、デザインを手がけたのは、JR西日本の高速船「シースピカ」や特急列車「ウエストエクスプレス銀河」、そして富士急グループの「箱根遊船 ソラカゼ」などを手掛けたデザイナー・川西康之氏です。

 富士急グループでは、2024年2月に就航した「箱根遊船 ソラカゼ」に続き、観光船を単なる交通手段ではなく、乗ること自体が目的となる“体験型”の観光コンテンツとして位置付けています。

 そして、大茶会でも、日本人に古くから親しまれてきた「おもてなし」や「一期一会」の精神を、現代的なデザインと演出によって体験できるよう工夫されています。

 また、外国人観光客にとっては、日本文化を象徴する「お茶」をテーマにした船旅が貴重な文化体験となり、国内旅行者には日常を離れた癒やしと発見を提供する場になるとしています。

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Gallery 【画像】お茶を片手に湖上のひととき! 和を感じる船内を写真で見る(8枚)

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