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使い方によっては高速料金が半額以下になるって!? ETCを使うライダーは知っておきたい「ドラ割」「速旅」「みち旅」のツーリングプランとは

お得なツーリングプラン、いくら安くなる?

 過ごしやすい気温の秋は、ツーリングには絶好のシーズンです。

 栃木県の日光や長野県のビーナスラインなど、紅葉の名所を訪れるライダーも多いでしょう。

 しかし、遠方に向かうとなると、気になるのが費用です。ガソリン代や宿泊費に加え、高速道路代がかさむため、ツーリングを計画する際に予算の調整が必要になります。

 とくに、高速道路を利用すれば、移動時間を短縮でき、観光地での滞在時間を確保できますが、目的地が遠ければ遠いほど高速料金も高額になりがちです。

 また、移動中の食費やお土産代、場所によっては駐車場代など、現地での費用も積み重なります。

 こうした費用の悩みを解消する方法のひとつが、「ツーリングプラン」と呼ばれる二輪車限定の高速道路割引プランです。

ETC利用率は2025年9月現在で95.5%、二輪を含む軽では88.2%と非常に高い。お得にツーリングするならETCが必須だ
ETC利用率は2025年9月現在で95.5%、二輪を含む軽では88.2%と非常に高い。お得にツーリングするならETCが必須だ

 このプランを利用すれば、長距離移動にかかる費用を抑えることが可能です。では実際に、どれほど節約できるのでしょうか。

 たとえば、東京から長野県のビーナスラインに向かうライダーを例にとってみましょう。高井戸インターチェンジを出発し、諏訪インターチェンジで終わる場合、ETC利用料金は軽自動車料金で片道4160円かかります。

 しかし、ネクスコが提供するツーリングプランの「首都圏 東名・中央道コース ワイド」を利用すれば、料金は3900円に抑えることができます。

 このように、ツーリングプランを使用することで、通常より安価に高速道路を利用することができるのです。

 さらに、ツーリングプランは乗り降り自由という特徴もあります。たとえば、渋滞が予想されるエリアを避けて一時的に下道に降り、その後再びインターチェンジで乗っても、実際にかかる費用はプラン料金である3900円のままです。

 このように、出発地点や到着地点にとらわれず、柔軟に利用できる点も魅力です。

 さらに嬉しい点として、ツーリングプランは二日間の利用が可能です。たとえば、東京から長野県に向かい、現地で一泊して帰る場合、往復料金は通常8320円かかりますが、ツーリングプランを利用すれば往復しても3900円で済みます。

 これにより、約4420円の節約ができ、高速料金が半額程度に抑えられるのです。

 くわえて、ツーリングプランはさまざまな地域に対応していることも特徴です。

 たとえば栃木県日光市の紅葉を見に行くライダーが東京から出発する場合には、「東北道・常磐道コース ミニ」を利用することができます。

 このプランを利用すると、川口中央インターチェンジから日光市手前の宇都宮インターチェンジまで、通常片道2770円かかるところを、往復2500円に抑えることが可能です。

 このように、ツーリングプランをうまく活用すれば、目的地までの移動費を大幅に節約できます。

Nextツーリングプランの注意点
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